マイクロバブル風呂に少しゆっくりと入りすぎたために時間がなくなり、10時24分徳山発の新幹線「ひかり」号に慌てて飛び乗りました。
今は姫路を過ぎ、間もなく目的地の新神戸に着きます。
なぜか優雅に、そして楽しみながら、新幹線車中で、メイルやブログの記事を書かせていただいております。昔から、私にとっては、ここは、とても「お気に入り」の空間です。
間もなく春がやってきますね。同時に、あの「3.11」がやってきます。これを前後して、さまざまな取り組みがなされようとしていますが、私も、次のようなイベント他に参加して講演をすることになりました。
①3月9日、東日本大震災支援プログラム大船渡プロジェクト研究成果発表会、一関高専
②3月15日、日本混相流学会、東日本大震災復興支援シンポジウム、東北大学
月日の経つのは速いもので、あの大震災と大津波の災禍を目の前にし、そして、ささやかですが、その復興支援を大船渡湾で実行することができて、小さくない、また少なくない大切なことを学ばせていただきました。
命と生活、そして産業が根こそぎ奪い去られたのですから、それを取り脅すことが真の復興支援であり、さらに、それを飛躍的に発展できる「知恵と工夫」が問われることになりました。
そして私の場合の「知恵と工夫」に関しては、「科学の力」が求められることになりました。
この用語は、昨年の8月20日にNHKおはよう日本で、私の取り組みが放送された際に、NHKによって番組タイトルに用いられました。
科学とは学問のことですが、私たちは、この発展のために、何十年という時間を費やしてきました。おそらく、多くの科学者と呼ばれる方々が、このような追究を延々となさっていかれることでしょう。
学問の発展のため、人類の進歩のために、この科学的研究は不可欠であり、その追求の行為が普遍的で尊いものといえます。
しかし、それだけでなく、その科学に「力」を求めるようになったのです。
この用語法は、つい最近の2月15日付朝日新聞の記事のタイトル「科学の力で恵みの海へ(東京版」においても再び登場しました。
こうなると、やはり、震災復興において求められているのは、「科学の力」、私の場合は、すなわち科学の一つである「マイクロバブル」の力であるように思われます。
さらにいえば、生活再建を可能とする、農業と漁業の復興を可能とし、新産業の創生にも役立つ「科学の力」が大切であるといえます。
そこで、この「力」を、どう養成するか、これが今の「時代問題」になりはじめています。
すなわち、一言では、「人民の、人民による、人民のための科学」を、この地上に豊かに花開かせることが必要な時代がやってきたのではないでしょうか。
「春よ来い!」
つづく
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