『松下村塾と吉田松陰』(古川薫,新日本教育図書)を読了しました.教育図書でしたのでわかりやすく,何度も読み返して,吉田松陰先生のことをやさしく理解することができました.

大きく揺れ動く歴史のなかで,山口県萩市という地方の田舎にいながら,その最先端を生きていくとによって,吉田松陰と松下村塾のみなさんの人生が立派に輝きながら,しかし,若すぎてはかなく終わっていく過程が克明に語られていました.

次は,同じ著者で『吉田松陰』,PHP研究所発行,幕末・維新の群像第11巻です.わずか30歳で没してしまう松陰であり,その人物像は,古川氏によって,「大きなあたたかい磁石岩だったにちがいない」と語られています.

磁石が鉄を引き寄せるように,人間としての知力とあたたかさを与え続ける存在だったのではないかと思います.

この磁石が鉄を引き寄せる力,これが吉田松陰研究の重要な課題の一つと考えられます.

つづく