降り続いた雨,おまけに強風もあり,春の嵐が吹き荒れた2日間でした.今朝は久しぶりの早朝散歩に出かけました.

退官後の1ヵ月は,38年間の心身の疲れを癒すことにしましたので,この散歩もその一つと考えています.

さて,今日の散歩は,いつもと反対の方向に歩を進めました.向陽台の北の方角には小城山が位置していることを紹介しました.

じつは,この小城山と向陽台の間に流れる川があり,それが小城川であることを知りました.団地の造成のときに,コンクリートの三面張りにされたのでしょうか,人工の川となっていました.

しかし,この川の周囲は元のままで,竹藪や原生林があり,その北には田んぼがありました.

この川のほとりまできて驚いたのが,蛙の鳴き声でした.

「カラ,カラ・・・・,カラ,カラ・・・・・」

ここちよい音の蛙の大合唱,新鮮ですばらし音の連続で,その音が身体に沁み込んできました.

「この音は,たしか,ある映画で聞こえてきた蛙の鳴き声ではないか.そうであれば,この蛙は,『カジカ』かもしれない」

雨の後でしたので,一際大きな鳴き声が聞こえてきていました.

この蛙の鳴き声は,向陽台の家からは少しも聞こえてきませんでしたので,本日の散歩で,「また新しい発見ができた!」と思いました.

この声に加えて,鶯が鳴き,雲雀がさえずる音も聞こえてきます.

豊かで,豪華な自然のなかで散歩ができるのですから,ここはとても素敵で,文字通り心身が洗われるところのようです.

自然に包まれて,鳥や蛙の鳴き声のなかで,自分を取り戻すことができると,これは最高ですね.

つづく

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向陽台の住居の後ろに見える小城山