「マイクロバブルの科学と技術の体系化」,おそらく,これには膨大で気の遠くなるような作業と粘り強い意思・持続力が必要とされるでしょう.
まずは,「隗(かい)より始めよ」でしょうか.
この諺(ことわざ)の意味は,「遠大な事をするには,まず手近なことから始めるのがよい」,「事を始めるには,言い出した本人から始めよ」とされています.
諺の由来は中国にあり,昔,燕の昭王が郭隗に,賢者を招く方法を相談したところ
「まず自分のような優秀でない者を優遇してください.そうすれば,もっと優れた賢者たちが次々に集まってくるでしょう」
といったという故事から生まれたようです.
「隗」とは人の名前だったのですね.
この諺のように,何事も「千里の道は一歩から」ですから,耶馬渓の「青の洞門」を開いた禅海和尚の気分で,ひとつひとつ,目の前の岩の壁に鑿(のみ)を打つことが大切です.
そうすれば,そのうち「塵(ちり)も積もれば山になる」可能性も出てくることでしょう.
そこで,あのスティーブ・ジョブズが残した「言葉」を紹介しましょう.
「好んでやまない言葉を紹介する.『自分が行く先はパックがくるポイントであり,パックがあった場所ではない』」
ここにある「パック」とはアイスホッケーにおいて,それを打ち合うもののようです.ジョブズは,伝説のプロアイスホッケー選手であったウェイン・グレツスキーの上記の言葉が好きだったそうです.
ジョブズは,パックが飛んでくるポイントに行き,それをゴール目がけて打ち込むことをめざしたのでした.
つづく
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