26日,27日と2日間にわたるセミナーが無事終了しました.マイクロバブル技術を正しく理解し,広く普及していくために不可欠なことが,真摯に勉強を重ねていくことです.

同時に,それを学ぶことは,世の中に役立てていくことでもあります.

世の中には,マイクロバブル技術に限っても,科学的実証のない,ほとんど根拠のない見解や宣伝が少なくありません.

これらは,そのうち自然に消えていくものですが,それに左右する人々のことを考慮すると,決して小さな問題とはいえません.

すでに紹介したように,シャーロック・ホームズがいう,鋭い観察力と科学的実証を可能とする,いわば,科学の「目と頭」が重要です.

これによってのみ,技術の発展や,それに裏打ちされた社会の発展が可能となっていく原動力になるからです.

そのためにしっかり勉強して行きましょう.人数を少なくして,2日間,じっくり勉強し,討議を重ねましょう,かねてから,この方式が重要であると思っていましたので,それを自前で開催することができました.

久しぶりの,ささやかなセミナーでしたが,その念願を叶えることができました.

そして,より楽しかったのが交流会でした.

なんとなく,みなさんが自己紹介を自発的に行うようになり,話が自然に盛り上がりました.

その日の朝に港の競りで求めた魚が次々に出されました.

生きたヒラメ,イカ,そして大きな太刀魚(銀タチ),さらには名物の唐揚げ(「花ちゃん」という店屋)も出て,にぎやかな交流会となりました.

それらの刺身は,これまた名物の柚子胡椒(ゆずごしょう)と一緒に食べることをお勧めしたところ,これを気に入られた方もおられました.

また,厚い太刀魚の塩焼き,これが抜群で,そのとろけるような味に吃驚(びっくり)しました.

懇談中の話題では,「金」から始まり,「池の浄化」,「エネルギー」,「鯉」,「競馬馬の育て方」と,まことに賑やかでおもしろく,研修室隣の中庭での話の尽きない一時となりました.

こうして交流を挟んでの勉強と討議を重ねるスタイル,これは,吉田松陰の松下村塾に少し似ているかもしれない,そのように思うことができた2日間でした.

こうやって,本物のマイクロバブル技術の普及がなされるのではないか,そのような印象を抱くことができました.

参加されたみなさまにとっては,マイクロバブルについて強い知的刺激が与えられ,そして,その技術の優秀性と可能性を直に知り,理解することで,今後に小さくない展望を抱くことができたのではないかと持います.

そのなかの一人に,大学院生の方がおられました.帰りの飛行機の出発までにだいぶ時間あったようで,セミナーが終わった後も,レポートを一生懸命書かれていました.

「どうでしたか,勉強になりましたか?」

「はい,とても勉強になりました.来てよかったです.来週には,発表会があり,今日勉強したことをもとにして発表します」

「それはよかったですね.ぜひ,がんばってくださいね」

とても,素直でまじめな大学院生でした.

これからも,定期的に,このスタイルのセミナーを開催していきたいと思いますので,どうか,よろしくお願いいたします.

つづく

DSCN1743

セミナー会場