昨日、文部科学省の担当者から『科学技術白書』、平成24年度度版が送付されてきました。全ページカラー印刷のきれいな冊子で仕上げられていました。
かつての白書とは大きく異なり、カラフルで読みやすい内容になっていましたので、ここにはさまざまな努力が傾注されてきたのだと思いました。
さて、その79~80ページに、「被災地の産業復興、再生に資する研究開発の取組事例」として、マイクロバブル技術が紹介されています。
その「まえがき」としての説明が次のようになされています。
「・・・・、すなわち、科学技術には被災地の産業の復興再生を牽引する大きな役割が期待されており、平成23年度の補正予算等の活用を含め、具体的な取り組みが開始されている。以下、それらに関する取組を紹介する」
この主な取り組みとして、以下の2つが示されています。
①バーク堆肥を利用した漂着油バイオ処理
②マイクロバブル発生装置による水産養殖の復興
この②では、昨年取り組まれた岩手県大船渡湾における東日本大震災支援プログラム大船渡プロジェクトの経緯と成果の概要が示されています。
また、その成果の一つである成長したカキの写真と、そこで使用されたマイクロバブル発生装置の写真が示されています。
マイクロバブル技術が国が発行する「白書」において紹介されたことは初めてのことであり、これは、その最初の「認知」として、今後に重要な意義と意味を示すことになりでしょう。
マイクロバブル技術の認知と評価が、この水準にまで到達してきたことを素直に喜ばさせていただきます。
同時に、このプロジェクトに、ご協力いただいたみなさまには厚く御礼申し上げます。
なお、この『科学技術白書』は、今月から販売されるそうです。
東日本大震災を受けて、どのように科学技術を発展させ、イノベーションを起こしていくかについて、詳しい事例紹介と解説がなされています。
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