そろそろ夏休みの頃でしょうか、麦わら帽子に虫かご、これが小さい頃のスタイルでした。

ようやく梅雨が明けて夏らしくなってきました。長い梅雨で、九州地区は大変な豪雨と災害でした。

1時間に100mm前後の雨が降り、その水がどっと川に押し寄せてくるのですから、簡単に危険水位を超えてしまいます。

日本の川の特徴は、急勾配で、降った雨が1日や二日で海まで流れてしまうことにあります。

これまでですと、めったに洪水が堤防を超えて氾濫することはなかったのですが、このところ、そうではなくなってきました。

それは、短期間に大量の雨が降るようになったからで、その水が一挙に川に流れこんできて、川の水が堤防を超えて氾濫するという具合になってきています。

こうなると、日本の河川は、弱いところだらけですから、破提がどこかで起こり、そこから一挙に川の水が入り込み、大きな浸水被害をもたらしてしまうのです。

そして、このように、1時間に100mm近くの雨が降るようになると、日本列島のどこでも大災害が起きてしまいます。

もともと、このような豪雨を想定して革の設計はなされていませんので、それをはるかに超える雨が降れば簡単に被害が起きてしまう地形条件を有しているのです。

また、その洪水を防ぐための予算的措置も十分ではないことから、あまりお金をかけないで川の改修工事をやろうとします。

通常、中小河川ですと、その洪水予測においては、せいぜい20、30年に一回降るような雨を想定して堤防の高さを決めますが、上述のような雨ですと、この確率をはるかに超えてしまいます。

すなわち、想定以上の雨が降るようになり、川の氾濫が常に起こるようになった、これが昨今の雨と川の事情なのです。

おそらく、これからも、観測史上初の雨、想定していなかった雨が毎年のように降るようになり、そのために洪水氾濫が起こることが珍しくなくなりますので、私たちも、そのように危険な世の中で生活していることをよく理解しておく必要があります。

川の近く、あるいは地すべりや土石流の発生の恐れのあるところは、ますます要注意といえますので、ご配慮と対策をよろしくお願いいたします。