日本高専学会第18回年会では、高専が日本を代表する技術者教育機関に本格的になるために何をすればよいかが問われた二日間でした。

組織とは、新しい課題を見出して、その究明を行うことに魅力があり、刺激をし合うものです。その意味で、見識ある方々が集まって議論を行うことが重要になります。

高専50年のなかで、本学会が生まれたことには非常に重要な意義があり、今後もその本質的な発展が期待されます。

そのためには、日本の高専が、どのような独自の発展を遂げていくかに関する創造的探究のご対策や提案の明確化がより必要になってきているのではないかと思われます。

さて、学会終了後に、「じいじいちゃん」という新しい呼び名で、しらたまちゃんほかに出迎えられた私ですが、約3週間ぶりの再会で、旅の疲れがすぐに消えてしまいました。

しらたまちゃんと食卓を囲んでの夕食では、地元の「ゆば豆腐」と「ほうとう」が用意されていて美味しくいただきました。

しらたまちゃんは、その後もすくすくと成長していて、より人間らしくなっていました。とくに、次の2つのことに吃驚させられました。

その第1は、食後のデザートを食べている時でした。新宿駅構内にある銀座コージー店で買ったジャンボプリン(いつもこれをお土産に買っていきます)を食べていたときでした。

それを美味しく食べていたしらたまちゃんが、急に泣き声を発しました。見ると、自分の食卓の上に、プリンの一部がこぼれていました。

どうして泣くのかと、しらたま母さんに尋ねると、その理由をすぐに教えてくれました。

それは、自分でプリンをこぼさずにきちんと食べようとしていたのに、それをこぼしたことが嫌で泣いているのだというのです。

少し前までは、平気で物をこぼし、それで遊んでいたしらたまちゃんが、今度は、それがいやだと泣いているのですから、それこそ180度変わってしまったことを意味します。

そういえば、食べる時も同じで、少しもこぼさず、きれいに食べていました。より人間らしく、きれいに食べたいという意識が芽生えてきたのですね。

これには、真に驚きました。

そして、もう一つは、レゴで積み木遊びをしていたときでした。それを高く積み重ねてしらたまちゃんの身長よりも高い塔を作ってみせると、それをとても喜んでいました。

例によって、それを触りに来て、壊そうとするのだと思っていました。以前ですと、むしろその高い塔を壊しては喜んでいましたので、今回もそうなると思っていました。

そしたら、逆に、それを壊した直後に大きな声で泣きだしてしまいました。

これも予想外で、同じことを繰り返すと、同じように何回も泣いてしまいました。

「ーーー そうか、せっかく高く積み上げた塔を壊したくない、この気持が湧いてきたのだ!」

壊すことよりも、積み上げたものを大切にしたい、壊したくない、このような気持が新たに湧いてきたことなのだと理解させていただきました。

この行動から、人間は、物事を壊すよりも、新たにつくり上げ、それを維持することにより人間らしい喜びを感じる本牲を有していることを学びました。

人間らしく育てることによって、このように人間としての本性が育ち、発展していくのですね。

つづく

Y-22

生後1年のしらたまちゃん、この頃は積み木を壊して喜んでいた。