休みの日に、向陽台から少し足を伸ばしてみようと思い始めました。

地域の歴史を探索することに加えて、新しい体力づくりにも挑戦するためです。

さて、手始めにどこがよいか、を検討し、まずは、すぐ近くの山がよいと思い、小城山(おぎさん)を選びました。

ここには、山頂近くに小城寺があり、通称、「小城観音」が祀られています。そこで、駐車場までは車で行き、そこから徒歩で、この社をめざしました。

しばらくいくと石段があり、その突きあたりに手を洗う水場がありました。その傍に、大きな仏塔があり、その威容に驚きました。

こんなすばらしい仏塔があったのか。薄暗い木漏れ日の光の中で、静かにたたずんでいる姿にしばし見惚れていました。

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(正式名称は、宝命寺国東塔。鎌倉後期から南北朝時代に建立されたそうで、高さは4mもある。静かにたたずんでいる様子には迫力がある。筆者撮影)

この国東塔の左側に急な階段があり、そこを上りつめると小城観音の社がありました。

社の前にはやや広い場所があり、その背後には大きな銀杏の木がありました。周囲が7m余というのですから、みごとな銀杏の木でした。

せっかくだからと簡単にお参りをしようと社に近づくと、鍵は解錠されたままで、その扉を開けるときれいに掃除がなされた畳の拝殿がありました。

午後も遅かったので、中の観音様の様子を見ることができませんでしたが、みごとな仏壇がありました。

「ーーー 今度は朝の明るいうちに訪ねてきて、観音様を拝ませていただこう」

こう思いながら、ここを後にして、すぐ上の展望台をめざしました。

水があり、東を向いて、そして硬固な場所に社は立っていました。ここで修業や学問を行い、偶に下に降りて農作物や魚介類を食料として手に入れる、お坊さんによるこのような修業生活がなされていたのだと思います。

当時は、このようなエリート僧がいた国東の地ですから、今日の時代においても、この地域のエリートを育てていく必要がありますね。

「国東下村塾」、ここを、現代の修業と勉強の場に活かしていきたいですね。

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小城観音宝命寺にあった銀杏の大木、筆者撮影。