新居を構えるに際し、マイクロバブル風呂を新たに考案することにしました。

新居はマイクロバブル博士の本拠地になるところですから、その研究を高度に遂行できるところでなければなりません。

まず、バスタブを検討しました。これには、大船渡市の廣洋館の特別室の風呂が参考になりました。

ここは正方形のバスタブでした。浴場も広く、その向こうには太平洋の波打ち際が見えていました。

開放感があり、潮騒を聞きながら風呂に入り、疲れを癒したことを思い出します。

このバスタブのことを調べてみると、これは日本製ではなく、中国製であることが判明しました。

日本製は、長方形のやや深い、お馴染みのパターンしかなく、この正方形型が気に入りました。

この場合、風呂のぉ湯の量が問題になりますが、これもほとんど日本製とは変わらず、それから値段においては格段に安いことが判明しました。

そこで早速注文したら、すでに売り切れで在庫がなく、似たタイプが1台だけ残っているとのことで、それを急いで確保したしだいです。

今度は、そのバスタブに、どうマイクロバブル発生装置を取り付けるか、この工夫の問題を検討することにしました。

ここでの検討課題は、次の2つでした。

①バスタブの壁に備え付けにするかどうか。

②バスタブから離して自由に場所を変えるかどうか。

日本人は、この①のバスタブに備え付けることを常識的に考えます。その方が、障害物にならないのでよいと考えるからです。

風呂の中に邪魔にならない、わずらわしいものがない、ゆっくり足を伸ばして入れるというのがもっともらしい理由となってしまいます。

すでに、この発想は、いろいろなところで実施されていますが、これはなかなか難しい問題といえます。

その最大の理由は、マイクロバブル発生装置をバスタブ組み込み型にすると、その効力のかなりの部分がほとんどがなくなってしまう恐れがあることにあります。

それは、マイクロバブル発生装置から遠ざかることによって、血流促進などの生物活性がわずかにしか起こらないことに起因します。

それから、バスタブの壁に取り付けることで、どうしても音が増幅され、振動も発生して、これを無くすことが大きな問題にもなります。

こうなると、ポンプの能力を下げて音を小さくするという傾向に走るしかなくなり、これを実現するとマイクロバブルが出ない方に作用することになります。

ですから、バスタブの壁にマイクロバブル装置を備え付ける場合には、これらの問題の克服をしていくことが要求されるのです。

こういうと、「そうではない、きちんとした試験結果があるではないか」という批判を受けそうです。

しかし、その広いバスタブで、何度も実験を行い、マイクロバブル発生地点から遠くなればなるほど、血流促進などの生理活性は発揮されなくなるという結果を得ているので、私の見解はそれを踏まえて述べているのです。

それから、壁備え付けですと、マイクロバブルを当てたい患部を、そこに持っていけない場合が多々あります。足の裏や手などですと、それは可能ですが、身体にはそれができないところがいくつもあります。

ということで、バスタブの壁に取り付ける方式は、いくつかの未解決の問題があるといわざるをえない方式なのです。

そこで、この問題をブレイクスルーし、常識を変えていく必要があり、そのために、次のように質問をさせていただきます。

「あなたは、マイクロバブル発生装置をバスタブに組み込むことで、マイクロバブルの生理活性効果がかなり低下してもいでしょうか。

それから、肩コリや腰痛、ひざ痛において、そこにマイクロバブルを直接与えることができなくなりますが、それでよいでしょうか。

広い湿疹の患部がある場合には、そこにまんべんなくマイクロバブルを与えるのも難しくなりますが、それでよいでしょうか?」

マイクロバブル入浴において最も重要なことは、マイクロバブルの生理活性効果を十分に発揮させることにあります。

それを利用される方々の事情を最優先させることが最も重要であり、それは製作や販売を行う方々の都合で決まる問題ではないはずです。

となると、上記② の問題は、日本人の入浴文化の常識を変えられるかどうかという問題にぶっつかることになります。

いわば、非常識の入浴文化にかかわる問題であり、この非常識を常識に変えていくには、かなりの時間と納得が必要になるのではないかと思います。

この非常識の常識化の問題は長期的には必ず、その方向に進むと、楽観しています。お風呂好きで、賢い日本人のことですから、徐々に変わっていけるような気がしています。

大阪伊丹空港ロビーにて


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コスモス、筆者撮影

つづく