我が家の特別室、マイクロバブル風呂の様子は、次のようになりました。

第1は、ポンプの設置位置を脱衣場の床下にしました。これで、ポンプが稼働する際の音がかなり軽減できました。

今のシステムでは、マイクロバブルを大量に発生させることを優先させたために、かなり強力なポンプを用いています。

この十分な発生は、ポンプの高圧力と一定の流量の両方が必要になります。加えて、マイクロバブルの発生量が毎分1リットル、これが最適条件なのです。

このような条件が整って初めて、マイクロバブルは正常に発生するのです。

この3つが揃うことが、マイクロバブルの生理活性を引き起こす必要条件ともいえます。

ところが、これらを満足できない装置がかなり出回っています。マイクロバブルらしきものが出ていれば、同じように効果が現れると独断的に推測しているようです。

すでに、述べてきたように、マイクロバブルの装置を買う前と買った後では事情がかなり異なります。

買う前の宣伝では、いろいろな効能が示され、それをどう理解するかが問題になります。しかし、その時点では、実際にマイクロバブルの本当の効果を試すことができません。

ところが、購入後は、それを試験する段階に入り、その派手にうたわれていた宣伝の中身を実際に自分で確かめることが必要になります。

その時に、みなさんは、「マイクロバブルの素人」であることに気づくはずです。

たとえば、週に1回、病院に通っている方がいるとしましょう。毎月の病院代が約1万円かかるとします。おまけに、なかなか、よくならず、足が冷えて、毎朝、足がつるとしましょうか。

「ーーー 歳をとるとしかたがないことなのか、もうよくならないのか?」

と、深刻に考え込むはずです。

「ーーー 膝がよくならない。医者に行って治療をしても、すぐにまた悪くなる」

このような方々の声を聞いたこともあります。

このように、少なくないみなさんが、自分の健康のために苦しみ、それを軽減するために治療をなされているという現実があります。

そこで、なんとか、マイクロバブルで治すことができないか、こう考えるようになります。そして、マイクロバブルの効能らしきものを読み、それを理解し、さらに購入するという行為に移る方もおられるはずです。

このときに、安くて良いものはないか、この心理も働きます。デフレの世の中ですから、安ければ安いほどよいと、みんな、そう思っています。

テレビやパソコンだって、安くて良いものがあるじゃないか、それと同じだと思うはずです。

ここで、よく考えていただきたいのは、マイクロバブルで健康になることは、そのテレビやパソコンとは次元の異なることだということなのです。

ですから、性能が同じであれば、安ければ安いほどよい、これは、だれでも同じように納得します。

しかし、性能が異なると、そうはいかない、これも納得するはずです。

マイクロバブルの場合、その性能に関してはわかりにくいという側面がありますが、大事なことは、高すぎるもの、そして安すぎるもの、これらには要注意ということができるでしょう。

たとえば、水道の蛇口から勢いよく水を流し、それをコップに入れた後に、よく眺めてください。マイクロバブルらしき小さな泡を観察することができるでしょう。

これでも、ある方が「マイクロバブル」といえば、「マイクロバブル」になってしまうのです。そして、この泡が何でもないものであることもお解りになると思います。

これと同じような原理で、マイクロバブルらしきものをマイクロバブルと称し、さらに、効能だけはしゃっかりと、本家本元から借りてきて宣伝し、紛らわしくしているという事例によく出会います。

ここは、消費者のみなさんが賢くなって、それらが本物かどうかを見抜けるようになる必要があります。

また、そのために、十分よく調べて、マイクロバブルの効果が本当に発揮される装置かどうかをよく学習し、本当のマイクロバブルの科学的知識を身につけていくことが大切です。

長期的には、マイクロバブル技術は、産業や生活の中に、さまざまに浸透していくものと思われます。しかし、短期的には、購入前後で、上記のようにまったく異なることになるケースも多々出てきてしまいます。

また、これらを通じて、それが本物であるかどうかが試され、みなさんが賢くなっていくのだと思います。

「マイクロバブルのことはよくわからない。マイクロバブルであれば、みな同じだと思っていた」

このような次元を乗り越えていく必要があります。

みなさん、マイクロバブルの正しい知識を身に付けていきましょう。

つづく

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