大工のUさんのお宅で、マイクロバブル入浴のことが早速話題になったようです。後に、おばあちゃんの話によれば、Uさんは、毎朝、腰を屈めて起きてきていたそうでした。
「マイクロバブルの風呂に入ると調子がいい!」
この言葉に真っ先に関心を示したのが、おばあちゃんでした。彼女は82歳、習字をしていてコンクールに応募するほどの腕前と聞かされていました。
「あんたの腰の調子がいいなら、うちの膝はどげかねぇー?」
「おばあちゃん、今度、先生(マイクロバブル博士)に聞いてくるわ」
このような会話がなされたのでしょう。ある日曜日に、Uさんから電話がかかってきました。
「先生、うちのばあちゃんがマイクロバブルの風呂に入りたいといっちょるけど、どうでしょうか」
「どうぞ、ご遠慮なく、マイクロバブル風呂はみなさんに入ってもらうために作ったのですから、遠慮なく入りにきてください」
これが私の返事でした。
この電話での応答の後に、Uさんに連れられておばあちゃんがやってきました。
生粋の大分県人であり、その面影が亡き母に似ていると家内や娘がいっていました。
そして、来るたびに、お茶屋お菓子を持ってきてくださり、まずはお茶タイムで歓談し、まず先にUさん、それからおばあちゃんがマイクロバブル風呂を楽しみました。
「どうも膝が悪くて困っています」
「おばあちゃん、そうでしたら、マイクロバブルの装置を持って近くでマイクロバブルを直接当てるといいですよ」
どうも、このやり方がよかったらしく、その後は月に1回必ず来るようになりました。本当は毎週来たかったそうですが、Uさんが何かと忙しく、月1のペースになったそうです。
「おばあちゃん、膝の具合はいかがですか?歳をとられると、膝を悪くする女性が多いようです。膝の痛みが取れましたか?」
こう尋ねると、決まって「よくなった」と答えるようになり、おばあちゃんは、すっかりマイクロバブルが気に入ったようでした。
そして、ある日曜日に、今度は、おばあちゃんの知り合いの方と一緒に来てよいかというと岩瀬が入り、これも二つ返事で了解させていただきました。
このようなことを芋ずる方式とでもいうのでしょうか、その友人のおばあちゃんから、さらにそのご主人がついて来られるようになり、それこそ、にぎやかな日曜日になっていきました。
この御主人とおばあちゃんの共通項は膝、これをマイクロバブルで何とかしたいと思われたようでした。
こうして、この地においても、マイクロバブル風呂愛好者がネズミ算式に増え始めています。
おそらく、マイクロバブル風呂も大いに喜んでいいることでしょう。
今度は、どんな友人の方々が来られるのか、日曜日になると、それがとても楽しみになりました。
「--- いやぁー、マイクロバブルの力はすごいですね!」
つづく
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