台風一過の秋晴れ下、2つ目の椅子であるロッキングチェアを中庭に持ち出しました。

午後からは、ここが日陰になりますので、真に「ここちよい空間」になります。

3つの実験水槽(そのひとつを水耕栽培用に使用済み)を使用できるようにして、さらに、2つのマイクロバブル実験装置も配備しました。

すでに屋内でも2つのマイクロバブル実験装置が動き始めていますので、これで多様な分野の実験が一応できるようになりました。

それらの実験準備作業を行ないながら、その合間に、この椅子に座り、パソコンを抱えて文書書きを行うという、新しいスタイルになりました。

そんな作業をしながら、しばらくすると陽が落ちてきて、宵待ちの時間になりました。涼しくてここちよい風が吹いてきて、秋の虫の声も聞こえてきました。

こうやって、この「屋外のリビング(中庭)」を眺めると、そこを先に緑で豊かにすることよりも、マイクロバブル研究の水槽や装置を並べることの方が優先されてきた、これも自然の成り行きだったのかもしれません。

これはある意味で当初の構想通りですので、その研究設備の水準をT高専の時に近づき、そしてそれ以上にしていくことが重要です。

今のところ、そこまでには至っていませんが、徐々に、そこへの到達に向かいたいと思います。

さて、2つめの椅子の感想ですが、さすが伝統木工会社が作ったものだと思いました。

まず、ここで、長時間にわたって仕事ができるようになりました。他の椅子では、これができませんでした。

それは、背中をピタッと椅子の背にくっ付けることができて、腰が安定することにあると思いました。

そして足の位置の確定問題ですが、ロッキングチェアですから、その位置が自由に変わり、丁度よいところで停まって身体が安定するのです。

おそらく、この安定で重心の位置が最も最下部に移動し、椅子も、座る人も安定し、落ち着いて座れるようになるのではないかと思いました。

プライムタイムでは、身体が沈み込むように椅子にフィットしていくのに対し、このロッキングチェアでは、その座りが確定し、安定するのです。

ロッキングチェアといえば、以前に購入していたものもそうでしたが、それに座ると前に重心が移動しやすく、そのために背中も椅子の背から離れやすくなって、安定してすわることができないという印象がありました。

ところが、この椅子は、背中がフィットして、後ろまでよく倒れますので、安定して仕事ができる椅子になっているようです。

よく考えられて、設計製作がなされていて、とても立派な椅子ですね。

秋晴れの下で、マイクロバブル育ちの野菜を見ながら、パソコンを抱いて仕事を行う、これがしばらくの間、私のスタイルになりそうです。

この椅子のためにも、よい仕事ができるようにしなければなりませんね。

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コスモス、筆者撮影。