「湯ったりーな昼神」


    2007年10月、南信州の阿智村にある「湯ったりーな昼神」の露天風呂にマイクロバブル発生装置が設置されました。


 以来、この地を訪れるたびに、この露天風呂に入りつづけて、おそらく、その回数は20を超えていると思います。


 この入浴体験によって、そのマイクロバブル風呂の良さが徐々に明らかになってきました。


 まず、旅行の帰りに疲れなくなった、体がなんとなく軽くなっていることに気付きました。  


 しかも、山口に帰ってからも少しハイテンションになり、声がよく出るようになって公の席でも良く意見をいうという積極性が目立つようになりました。


 この変化が気になり、同行の方々にも様子を聞いてみました。


 最初はK先生、阿智村からは、名古屋経由で夜行列車で鶴岡まで帰ります。


 不惑の歳に近い年齢ですから、旅行で疲れないはずはありません。


 それでも気になって、帰宅後の彼に、「さぞかしお疲れでしょう」と毎回聞くのですが、きまって、


 「そうではない、湯ったりーなのマイクロバブル風呂のおかげで疲れが出てきません」


という返事をいただきます。


 次はH先生、60数歳の方ですが、あるとき阿智村から名古屋に向かうバスの中でうとうととまどろんでおられました。


 後で、その後を聞くと、名古屋から東京までの新幹線が満員で、立ったまま帰られたそうですが、疲れはどうでしたかと聞くと、そういえばなんともありませんでしたという返事でした。


 通常では考えられないことだったようです。


 最後はI先生、この方は50代半ば、ご多忙の毎日のようで、前夜は、「湯ったりーな」とは異なる風呂に入ったときに目まいで倒れられ、とても心配な方でした。


 ところが、この「湯ったりーな」入浴で元気になられたのでしょうか、帰りは見違えるようになり、ご自分でもよく持った、疲れを感じなかったとまでいうようになりました。


 私を含めて同行者4人の脱疲労感に関するほぼ「完全な一致」の証言を得て、私は、この入浴には「とてつもない重要な何か」があるなという確信を深めるようになりました。


 単なる脱疲労感だけではない、そこから何が生み出されるのか、そして、それをどう表現したらよいのか、この「重要な何か」を探る思考を重ねることにしました。


 幸いなことに、私には、水道水マイクロバブル入浴における長い体験(その開始は、1995年で誰よりも早いはずです)があり、温泉においても、その効果を観察してきました(これについては、機会を得て紹介させていただきますが、気になる方は、拙著『マイクロバブルのすべて』日本実業出版社をご覧ください)。


 この探索において最も効果的な方法は、その「湯ったりーな」に浸かってひたすら考えることでした。


マイクロバブル効果

 以下は、その体験において見出されたマイクロバブル効果です。


 1)疲れた身体で「湯ったりーな昼神」の露天風呂に入る。


 2)まず、最初に感じることは、入水した足の変化であり、温泉水が一挙に浸み込んでくる感覚を抱く。


 3)続いて身体も浸けると、同じように浸み込む感覚がわいてくる。


 4)静かに目をつぶると、言いようもない「ここちよさ」が身体の奥底から湧いてくる。


 5)気がつくと、手には少し「うずく」ような反応があり、やがてそれは足にも発生する。

 これは一種の軽い痙攣にも似た現象であり、マイクロバブル入浴で起こる特徴でもある。


 6)ここで毎回驚くのであるが、身体の「痛い部分」の痛みが、みるみる消えていくことである。


 7)この痛みの軽減や解消は、マイクロバブル発生装置を手に持って、直接、その痛い部分にあてると、それが実現されるのであるが、この温泉では、それを痛い部分に当てる必要はなく、ただ入るだけで解消するのである。


 8)手足の筋肉や筋を抑えると必ず痛い部分があるが、それらが数分間でほとんどなくなるが、これには毎回驚かされてしまう。


 昨年、プロ野球で活躍している現役投手と話をしたが、そのときに、この経験が役に立ちました。


 彼らは、自らを酷使して、その限界に挑みながら勝負をする戦士たちですが、それを終えると酷使した筋肉や筋をマッサージして元に戻す作業を毎日行うトレーニングを行っています。  


 酷使して硬くなった筋肉や筋をほぐすことがいかに大変か、そして球速を取り戻すことがいかに重要かをよく知っていることから、その彼に、私は、こういいました。


 「マイクロバブルを痛いところに当ててください。すぐに痛みが軽減、そして解消されます。

 それは、長い時間をかけてマッサージを行うことと同じですよ」


 こういうと彼の眼が輝き始め、「ぜひ試してみたい、使いたい」と言い始めました。


 マッサージを行い、筋肉がほぐれたあとの「ここちよさ」、これは誰でも自覚できるものであり、それが入浴だけでできるのですから、そのことに私が毎回驚いたのも無理はありません。


 おまけに私は、大変な肩こり症で、旅行で重い鞄を持ってきますので、肩が石のように硬くなっています。


 この石のように硬い肩も例外ではなく、すぐにほぐれて柔らかくなります。


 まるで狐につままれた気分になるのですが、そこにあるのは狐ではなく、マイクロバブル温

泉であり、やわらかくなった私の肩があるだけです。


 「痛み」や「凝り」がなくなること、これは健康においてとても大切なことといえます。


 これには深い意味があると思っています。


 湯ったりーなの露天風呂でマイクロバブルが発生していますので、一度入浴していただくとよいですね。

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マイクロバブルが設置されている「湯ったりーなの露天風呂」