拙著「マイクロバブルのすべて」(日本実業出版社)は、2006年10月に発刊されました。

決して派手ではありませんが、いまだによく読まれているようであり、ネットでの紹介や読者からの問い合わせが途切れることがありません。

とくに、企業の研究所や開発をなされている方々からのものが多く、この本を読まれて、何か自分でも新しい開発ができるのではないかとプラス思考が生まれているようであり、これらはとても喜ばしいことと受けとめさせていただいております。

また、そのなかには、第2作を早く出せという要望もあり、その執筆を始めています。この過程で、私なりに現代社会を一つのキーワードで表すならば、どうするか?

この問題を問い直すことにしましたが、この解答をえるのが容易でなく、他の参考になりそうな図書を読みながら、そして考えることを繰り返し、ようやく、それを見出しました。

それは、「ストレス」、「ストレス社会」という言葉でした。現代人は、異常なストレス社会で生活しており、たくさんのストレスを受けて苦しんでいます。

その結果が、非行や健康不良、精神的疾病となって現れ、その総合によって「安心立命」が得られない世の中になってしまったのではないか、このように考えるようになりました。

また、それは、イライラで獰猛な鱧を置き換えた先述の「イライラ人間」と奇妙なほどに重なって見えてきます。 

そして、これに対してますます鮮やかな対比を示すのが、マイクロバブルによって生み出される「ゆったりリラックス人間」のイメージです。

まず、夫婦間では、互いに心身が傷ついていると決まって喧嘩が起こります。阿智村の代表的人物のひとりであるAさんもそうでした。おそらく、次のような会話がなされたのでしょう。

「からだを壊してまで働く必要はないのではないでしょうか」

「うるさい、そんなことをいっても、やらなければならない仕事があり、簡単には辞められない」

「すこしは、家のこと、子供のことも考えて」

「そのうち、仕事が忙しくなくなったら、考えるよ」

 私も含めて、どこの家庭にもありそうな会話です。これに対して、健康で心身に痛みのない夫婦の会話を想像すると次のようになります。

「からだは丈夫ではないけれど、健康でおれることは、とても大切なことですね」「そうだよね。やり残した大切な仕事の総仕上げに全力で取り組みたいと思っているが、できるかね」

「きっと、できますよ。子供たちもお父さんを応援していますよ。がんばってね」

「子供たちも、ずいぶん立派になったね。長い目で信じてあげることが大切だね」

マイクロバブル入浴で、夫婦喧嘩の回数が激減する事例は、珍しくありません。

知り合いのBさんもそうですが、かつては食べ物や趣味につかうお金のことで、よく喧嘩をなされていたそうです。

これまたピタリと、マイクロバブル入浴で、それがなくなりました。

やはり、お風呂でストレスを解消でき、体調改善がなされたことが大きな理由のようでした。

空腹になるとものを奪い合う、イライラして喧嘩をする、重病で諦める、これらは普通に起こることとして受け留められますが、マイクロバブル入浴では、これと丁度  逆の反応が現れます。

満腹感を覚え、食欲が適度になります。これは、何もマイクロ バブル入浴の効果だけに起こることではありません。

たとえば、蔵王温泉も名湯のひとつですが、この温泉に入った直後には、食欲がなくなり、しばらく待たないと普段のそれが湧いてこないことを経験しました。

この温泉の水素イオン濃度(pH)は1.5と非常に低く。強塩酸に入っているのと同じでした。

このため、そこから出たときには、身体が真っ赤になっていました(しかし自覚症状はあまりなし)。

この強塩酸の刺激によって細胞が刺激を受けた結果ですが(秋田県の玉川温泉も強塩酸で、そのpH1.2とより低い)、この刺激の結果が脳内にある満腹中枢を刺激して、満腹感を生み出させたと考えられます。

この満腹感が、水道水や温泉水のマイクロバブル入浴によっても生み出されますので、自然に食べる量が減り、瘠せるという現象が起こります。

これまでの結果によれば、3か月で約5~6kgの体重減になるのが標準のようです。

また、その後は、適度な体重調整に影響を及ぼしますが、あるマスコミ関係のカメラマンの場合は、若いころの筋肉質の身体になったと喜ばれているかたもおられます(この方については、どこかで詳しく解説します)。

それから豊かさや感謝の心が生み出されるのも特徴ですが、これはマイクロバブル入浴で味わう「ここちよさ」の実感と結びついています。

風呂に入って、なんともいえない豊かさ、ありがたさを、いつも覚えますので、これも格別な思いとして現れることが注目されます。

それから、前述のAさんが言っておれらたことですが、「マイクロバブルの不思議なところは、なんともいえないプラス思考がでてくる」ことです。Bさんは、職場に行きたくないと思うときに、マイクロバブル入浴をすると決まって「職場に行こう」という気持ちがわいてくるそうです。 
 これらは、マイクロバブル入浴によって脳内に積極的な精神作用を生み出す物質を生産させていることを示唆しており、今後は、その詳しい解明が重要といえます。

以上のように、マイクロバブル入浴が生み出す「ここちよさ」には、少なくない重要な問題が関係しています。

しかし、これらは、ほんの最初の入り口における手がかりていどの解明にすぎません。 これが、どこまで進むかは、とても楽しみなことでわくわくしています。

もちろん、この解明は、私ひとりでできるはずもなく、多くのみなさまの協力が必要であり、その共同をいかに進めるかも非常に重要な課題といえます。