Kさんからの第1報は、2007年の7月10日に届けられました。以下、その内容の一

部を紹介させていただきます。

「待望の装置が我が家に到着いたしました。毎日楽しみに装置を使ってMB風呂

に入っています。疲れなくなってきました。60歳を越えて毎日が体力的にきついと感

じていましたが、日々の疲労感がなくなりました。これで70歳まで潜水を続けられる

自信がつきました。そうして物事に積極的に取り組めるようになりました。これは

ひょっとしてMB効果なのでしょうか。身体が楽になったような気がします」

一見、何気ない文章のように見えますが、じつは、非常に重要なことが書かれて

います。おそらく、マイクロバブル入浴を開始されて数日経ったころの感想と思われ

ますが、そのキーワードを探しましょう。

①疲労感がなくなった。

②積極的取り組める。

③身体が楽になった。

カメラマンの仕事では体力と精神力が要求されます。狙った獲物を逃さず、その

一瞬の時を求めてカメラを追い続けなければなりません。ましてや、水中カメラマン

であれば泳ぐ体力が必要となります。歳を重ねるに応じて、疲労感がたまるのも当

然で、このKさんは、それを駅の階段を登るときに感じていました。

J0412570

「おれも歳をとったな、若い時には、この階段なんて簡単に登

れたのに、足の筋肉が痛むのも、3日前にカメラを撮り続けた

からであろう、足が重い」

 

こう、思ったはずです。今風のコマーシャルソングでいえば、「なんだか泣けてく

る、思わず泣けてくる」という心境に近い現象といえます。

ところが、マイクロバブル入浴後は、この階段をすいすい登れるようになったとい

うのです。この間の生活様式は何も変わっていません。ただ一つ、変わったのは、

マイクロバブル入浴をするようになったことだけです。

これは、まったく逆のこと、つまり、疲労が蓄積することと、それが無くなることです

から、大きな違いがあります。

二番目は、積極的に仕事に取り組めるようになったことですが、これも重大です。

歳を重ねるごとに、この意識も薄れるのが自然のことで、よほどの達人でない限

り、積極的な取り組みはできなくなります。これに対し、若者は違います。

Kさんも若い時には、自分の首にカメラのケーブルを巻いて、あのシルクロードの

撮影を行う「元気」と「積極性」があったのです。ですから、その時は、身体も軽かっ

たわけで、その軽さは、いままで重いと思っていたから、それとは違う軽さを感じる

ことができたといえます。

そして、この3つの現象を通して重要なことは、体力的回復が、精神的な回復にス

トレートに結びついていることにあります。

まだ、わずかな入浴経験ですから、「ひょっとしたら」と、不思議そうに思われてい

ますが、それも当然のことです。

おそらく、「もしかして、そうなのかもしれない」、「いや、ほんとかな」と思いが錯綜

している心理状況を推測することができます。

ご本人も含めて、これからの期待が含まれているメールの一コマであるような気

がしました。

J0413576