Kさん宅にマイクロバブル発生装置を設置して10日目の報告がありました。Kさん

も大変忙しく、マイクロバブル風呂には、3日に2度の割合で入られていたようです。

これを10日間で換算しますと、6~7回程度の入浴経験でした。以下、その原文の

一部を紹介しましょう。

 「今日、マイクロバブルの風呂に入った後、ふと、気がついてのですが、素足で部

屋の中を歩いている時の事です。今まで感じなかったのですが、足の裏でフローリ

ングの床の木の肌というか凹凸を足裏で感じるのです。ええ!という驚きでした。

今まで、何故これを感じなかったのか解りません」

 例によって、この一文からキーワードを探すと次のようになります。

 ①足の裏で木肌の凹凸を感じた。

 ②今までは、感じなかった。

 ③感じた理由、感じなかった理由がわからない。

 
この謎解きを試みましょう。最初は、①の足の裏問題です。歩くと体重がかかりま

すので、足はとても丈夫にできています。しかし、長年使いすぎたのでしょうか、凹

凸のある木の板の上を歩いても、足の神経細胞が知覚しないようになっていたの

ではないでしょうか。

 それから、足の裏の表皮が硬くなり、厚くもなっていた可能性があります。これが、

進むと、縦方向に割れて痛みが出てくることにもなります。

 しかし、わずか、6~7回、マイクロバブルの風呂に入っただけで、木の凹凸を感じ

るようになったのですから、ご本人が驚くのも無理はありません。

 それでは、どうして凹凸を感じるようになったのか、これが問題になります。この場

合、凹凸を感じたご本人はKさん自身です。Kさんは、それを脳で自覚できたから、

驚いたわけで、これも間違いないことです。

 問題は、その脳に至る経路であり、それを考えますと次のようになるはずです。

 ①足の裏で凹凸の木の板を踏む。

 ②足の裏の皮膚表面の神経細胞が、刺激され、それを脳へ伝達する。

 ③脳は、凹凸を認識したとして驚き、感動の記憶を残させる。

 今まで、それを感じなかったというのですから、②と③が、うまく働かなかったと考

えることができます。

 それでは、マイクロバブルは、Kさんの足にどのように作用したのでしょうか。この

考察が非常に重要です。

 周知のように、足の裏にはたくさんの末梢血管が存在します。そのことは、マイク

ロバブルを与えられると、その色がすぐに赤みがかってくることからも明らかです。

マイクロバブルで末梢血管の血流が促進されますので皮膚の色がすぐに変わりま

す。

 さらに、それは足の血管が浮き上がるように出てきますので、そのことからも容易

に認められます。

 この無数の末梢血管における血液がどんどん流れるようになりますと、足の細胞

は非常に元気になります。皮膚も柔らかになり、つるつるするようになります。いわ

ば、子供の足に近づいていきます。当然、足の皮膚にできた縦割れのひびも軽減し

ていくことになります。

 ここからは推測ですが、その細胞の活性には、神経細胞も含まれるはずですか

ら、その神経が木肌の凹凸を感じ、それを脳まで伝達したのではないかと思われま

す。となると、マイクロバブルは新たな神経細胞の増殖や活性化に関係しているこ

とになります。

 マイクロバブル入浴を経験された方の共通の特徴は、足の裏の皮膚がよく光輝く

ようになることです。これも足の皮膚の活性化の一現象といえます。

 残念ながら、このとき、Kさんの足の裏を覗けばよかったのですが、それは実現し

ませんでした。おそらく、Kさんの足の裏も、私の足の裏も、そんなに違いはないと

思われますので、それを覗くのは私のものだけでよいでしょう。

 何気ない出来事が、非常に重要な研究課題を明らかにした、その典型的事例の

一つとして注目させていただきました。その意味では、Kさんの足の裏に感謝の意

を表させていただきます。

J0416014