最高に暑くなってきましたね。そして夏休みが始まりました。海に、山に、そして熱
いグランドの上で飛び回っていた幼いころを思い出します。最近は、本ブログのコメ
ントを小学生の方からもいただき、大変うれしく思っていますが、そのことをK先生
に紹介したら、全国にはマイクロバブルのことに興味を抱くたくさんの子供たちがい
るはずだから、その夏休み特集の記事を書いたらどうか勧められました。
何事も「言うは易し、なすは難し」ですが、その提案に乗ってみようと思いました。
8月には長野県阿智村で中学生を相手に話をすることが決まりました。小学生、中
学生にマイクロバブルのことを理解していただくには、どうすればよいのか、これは
新しい課題ですが、とても重要なものと思っています。
さて、その夏休みマイクロバブル物語の主人公は、もちろん、「マイクロバブル」
君です。その方の誕生日は、1995年10月15日です。私が開発した装置の中で
生まれました。以来13年、少しは、世の中の人々に知っていただけるようになりま
したが、その正体はなかなか明らかになりませんし、自らは、なかなか成長できても
いません。
まずは、主人公の名前ですが、これがなかなか決まっていません。「マー君」、こ
れはありふれており、最近、プロ野球で大活躍の新人も、こう呼ばれていますので、
どうも「二番煎じ」のような気がします。
さりとて、「バブ君」もパッとせず、ほかによいのが見つかりませんので、とりあえ
ずは、「愛称名なし」の第一人称でスタートするしかないようです。
「私はマイクロバブル、小さな泡の物語の始まり、始まりです」
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率直なコメントありがとうございます。とても重要な内容が含まれていますので、じっくり考えさせていただきます。また、その返事は、ブログ本文においても、私のスタンス、基本的見解として、近々明示させていただきたいと思います。そこで、なぜ、長野県の阿智村なのかについて、まず返答させていただきます。たしかに、人口7000人に満たない小さな村の振興に関する取り組みを行っていますが、これは単に小さな村に留まらない大きな問題が含まれていると思っています。なぜなら、この阿智村モデルが全国の同じような問題を抱える自治体に通用するからであり、阿智村プロジェクトが成功すれば、全国の同じような問題に悩む自治体を救うことができます。大都市の数は知れていますが、これらの自治体の数は、それをはるかに上回りますので、トータルで考えれば、小さな村の大きな問題なのです。
また、大都市の問題を軽視しているわけではありません。これまでも、大都市の大手企業、中小企業600~700社とは機密契約を結び、その技術開発を支援してきました。これが偽らない実態です。機密協定を結んでいる以上、それを明らかにすることはできませんので、その情報は、本ブログ上には登場してきません。それについても、ご高配をよろしくお願いいたします。また、東京、神戸、名古屋、広島などでは、大規模なシンポジウムを学会を舞台にして連続して開催してきました。参加者のほとんどは、企業の研究者、技術者の方でした。
それから、マイクロバブルの基礎研究については、厳しいご批判を受けましたが、それが十分かといえば、そうではありません。高専という環境のもとですが、可能な限りの持続的な研究を行ない、その成果が上記のシンポジウムの要の一つとなってきたと思っています。また、この基礎研究の成果については、長い時間と普段の努力なしには得られないものが多く、すぐには公表できないものも含まれています。さらに、私の研究スタイルは、いろいろなものをあらゆる角度から実証して成果とするということを基本としていますので、その分、その検証にも時間が必要になります。
ただ、ポスドクの方ならよく理解できることと思われますが、学生の方、若い研究者の方が積極的にマイクロバブル研究に挑んでいただきたいと思い、そのために、ブレイクスルー技術研究所を昨年9月に設立しました。この研究所は、マイクロバブル技術の共同研究を行うところであり、それをみなさんとの連携のなかで発展させたいと思っています。また、㈱ナノプラネット研究所は、それを支援するVBでもありますので、早く、その足腰を強くしたいと日々努力をしています。