本ブログの記事数も100を超えることになりました。もうすぐ3ケ月ですが、おかげ
で読者のみなさんも増えているようでありがたく思っています。さて、いくつかのコメ
ントをいただけるようになり、それらを踏まえて、本ブログの執筆における基本的ス
タンスを明らかにしておきたいと思います。
私は、新物質である「マイクロバブル」とそれを利用した「マイクロバブル技術」を
みなさまに紹介させていただき、その普及を行うこと、これを本旅日記の第1の目
的にしています。また、その普及を通じで、国内外にマイクロバブル社会を形成す
る、これが第2の目的です。そのためには、幅広い階層や年代の方々に、マイクロ
バブルのことを深く理解していただく必要があります。そして、マイクロバブルが単
に技術の分野のみに留まらず、人々の「いのち」と「くらし」にかかわる文化の問題
としても関係していくことをめざしています。
これらを可能とすることによって、マイクロバブルは、みなさまの生活や社会、さら
には歴史の中で力強く歩いていくことができるようになります。できれば、10年、20
年はおろか、100年、1000年と自立して歩んでいただきたいと思っています。
この遠大な目的を達成するための最初の本格的なステップのひとつ、これが本旅
日記なのです。この日記では、可能なかぎり、私が取り組んでいる生の姿を報告さ
せていただき、それを通じて、広く、そして深く、マイクロバブルのことを理解をして
いただくことをめざします。
読者のみなさまにおかれましては、その内容が平易すぎて物足りないという方も
おられると思いますので、そのような場合には、『マイクロバブルのすべて』のような
普及本や学会の報告書などをお読みいただけますと幸いです。
したがって、本旅日記は、可能なかぎり、平易な文章で、今後も書き続ける、これ
を貫きたいと思いますので、どうか、よろしくお願いたします。
コメント
コメント一覧
コメントありがとうございます。まずは、日本高専学会のことをしっていただき、それだけでもありがたいと思っています。日本高専学会の会長を4年、現在は、そこに設立されたブレイクスルー技術研究所の所長をしていますので、この学会の関係者としては要のポストにいました。その観点から返事をさせていただきます。
日本高専学会は、高専と高専教育、さらには日本の技術者教育の発展のために設立された学会です。その目的は、高専教育と技術者教育を発展させるために総合的な研究を行うことにあります。その中での議論には2つの柱があります。
一つは、高専教育論、技術者教育論などを行う柱です。もう一つは、技術に関する議論を行う柱でした。この後者の議論が弱く、この数年、それを強化してきました。もちろん、そのなかで、マイクロバブル技術の議論をしていますが、それだけでなく、多様な技術に関する議論が展開されています。
今年、大阪府立高専で開催される年会では110件の発表がありますが、そこでは多彩な研究成果の発表がなされます。8月30日、31日ですので、御都合がつけば、ぜひご参加ください。
また、日本高専学会誌には、連続で長きにわたって高専校長の巻頭言執筆がなされています。高専の先生が知らないということは、その校長先生の宣伝も足らないということなのでしょうか。
学会の存在意義は、その会員の方々が決められることです。私としては、まだまだ会員数が少ないので力不足を感じていますが、それでも学会としての重要な仕事がなされていて、存在意義は増していると思っています。それから、ブレイクスルー技術研究所は、文字通り高専を舞台にして「ブレイクスルー技術」を研究するところですので、この発展で高専や社会の進歩に大いに寄与したいと思っています。どうかよろしくお願いいたします。