本日は、朝から学生たちと学会発表用のポスターづくりをし、昼から岩国市の酒
造会社を訪問しました。山口県の岩国地方には錦川というきれいな川があり、その
下流では美味しい水が湧き出ていたころから、それを利用しての酒造りが昔から盛
んに行われてきました。
本日訪問した会社も、その一つであり、まずは、その施設の立派さに驚きました。
これまでいくつかの酒造り会社を訪問してきましたが、こんなに大きくて立派なもの
は初めてでした。なかの装置も近代化され、いろいろな種類の酒造りができるよう
になっていました。
特殊な高級酒から始まり、大吟醸、純米酒、原酒、上撰、下撰など、現代の酒造
りは、これらの多様な酒造りで成り立っています。一方で、酒造りの技術の技術も進
展し、その「差別化」や「違い」が明確に出せなくなっているのが現状です。
同時に、日本酒を飲む人口が減少し、ビール、焼酎派が台頭するなかで、日本酒
を愛好する人口は減少しています。とくに、地方においては、これから高齢化と人
口減少が極端なスピードで進行しますので、それとともに日本酒を飲む人口が確
実に減少しますので、ここに近未来における深刻さがあります。
本日も、この基本問題が討議され、従来の「日本酒の概念を変える」ことや「新し
い日本酒を創造する」ことの重要性について、率直な意見交換をさせていただき、
なかなか深い議論となりました。
この検討においては、いつも同じ構図になりますが、一方は酒づくりのプロ、こち
らはマイクロバブル技術の開発者であり、この二者間の技術的融合と発展が可能
かというところに問題の本質があります。この仕事は、互いに物事をプラス思考で
発展させようという意志のもとで、互いの融合条件、すなわち上原春男先生流に
いえば「条件適応の原理」、すなわち互いの内的及び外的条件が一致した時にの
み物事は成長する、この検討と確認が重要となります。
視察の結果、この原理が成り立つと判断させていただきました。互いの意志も確
認され、これから楽しみの酒造りにおいて、いかに創造性の発揮がなされるか、そ
れが問われることになります。
この試みにおいて、酒造りの実践技術とマイクロバブルの科学の新たな「協奏」
が演じられ、その結果として、新たな日本酒づくりが進展することが期待されます。
仕込みは10月末から開始、年明けには、新酒ができるそうです。
「マイクロバブル技術をうまく用いて、日本酒業界を変えられるような日本酒づくり
をめざしましょう」
別れ際に、私は、こういいましたが、そばにおられたコーディネータの中西さん、
コメント
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コメントありがとうございます。熱心にブログを読んでいただいているようで嬉しく思います。あなたの住まれている町のことですが、それはあまり良いことではないように思います。歴史的にみれば、昔のヨーロッパでは、みなそのような都市ばかりですから、それが事実であれば、その昔に戻ったような印象を受けます。
さて、マイクロバブル技術での地域振興の件ですが、それを長野県阿智村において実現しようとしています。もちろん、それは可能です。この小さな村も大変な努力をされていますが、なかなか大きな、しつこく、かつ系統的に打ち寄せる波には勝てないところもあって、それにも打ち勝つ英知を導入する、それが問われています。この村では、平均年収200万円以下が8割もいます。地域振興を成功させることとは、この低平均年収者を半減させるほどのことを可能にすることでなければならないと思っています。
その目標を掲げ、高齢者を昼神温泉で元気にし、医療費を削減させ、水と空気と土地を最大限に生かす「技術的ブレイクスルー」を実現させることを目指しています。
すでに、この活動の成果は出始めていますので、それらを全国に自治体に適用するためのモデルとしても仕上げるつもりです。その意味で、これからも知恵と工夫が必要になりますが、ご期待に添えるように尽力させていただきたいと思っています。
政治の世界への進出の話ですが、若い時には、そのようなことをちらりと考えたもありましたし、各方面から誘われたこともありました。しかし、今は、そのような気持はまったくありません。マイクロバブル博士は、マイクロバブル技術に責任もって取組み、天寿を全うすべきだと思っています。それが、本技術の研究開発者としての責任であり、その進展によっていずれ政治家も、この成果に関心を抱くようになるのではないかと予測しています。そのためには、まずはマイクロバブルのお風呂に入って元気になっていただき、「気分前向き」で「地域おこし」に真剣に取り組んでいただきたいですね。その実感を共有できる政治家の数が増えることを願っています。
最後に、その野望はまったくありません。マイクロバブル技術を広める、これが私に与えられた仕事であり、天命ですので、どこまでも、その実現に貢献していきたいと思います。
どうか、これからも、ご支援をよろしくお願いいたします。