東京から名古屋に向かう新幹線「のぞみ」の車中です。本日は、朝一番の新幹線
に乗り、一路東京へ向かいました。日本建築会館で開催された研修会に参加する
ためです。この秋、ある大学の教育認定を行うための審査に関する研修であり、こ
の仕事は2年ぶりのことでした。
これが終わり、品川駅から「のぞみ」に飛び乗り、一息をついたところです。これか
ら、名古屋で降り、そこから高速バスで阿智村に向かいますが、到着は10時前にな
りそうで、かなりのハードスケジュールになりました。
明日からは、先発隊と合流し、昼神温泉水とマイクロバブルの相互関係を本格的
に究明する現地実験を行う予定です。
すでに、この相性が非常によいことを見出していますので、そのマイクロバブル温
泉効果を本格的に調べることになります。
このマイクロバブル温泉入浴は、じつに4ケ月ぶりですが、今回は、さまざまな計
測器を持参し、その協力者も4人連れてきましたので、いろいろと本格的な調査をす
るつもりです。
その最初の目的は、同じ温泉水を用いても、その入浴効果が、相当異なることに
ついてです。
このことは、昼神温泉の「湯ったりーな昼神(村営)」の露天風呂におけるマイクロ
バブル入浴を重ねることによって明らかになりました。
その「違い」は、「ここちよさ」を実感できるかどうかにありました。すなわち、マイク
ロバブル入浴と、それがない通常入浴を比較し、以下のことが明らかになりまし
た。
●マイクロバブル温泉入浴
1)長く、いつまでも入浴したいという気持ちが湧いてくる。1時間、2時間でも入れ
る。
2)身体の痛みや肩コリが、すぐに(数分間)解消する。これは、その部分を押さえ
てみると、すぐにわかる。
3)女性の場合は、肌がしっとり、すべすべになり、化粧水が不要になる。
4)入浴後は、気分爽快(そうかい)になり、前向きのプラス思考になる。
5)身体が温かく冷えない、軽くなる、ぐっすり眠れる。
6)身体が疲れなくなる。
●通常入浴(マイクロバブル供給がない場合)
1)4、5分の入浴時間で出たくなる、実際に出てしまう。ほとんどの入浴者が、そ
の時間内に出てしまう。「いつまでも入っていたいではなく」、「もう出よう」と思うよう
になる。
2)身体の痛みや肩コリは、ほとんど改善されない。これも、その該当箇所を押さえ
てみれば、すぐにわかる。
3)当然、化粧水を必要とする。
上記4)~6)についても、かなりの相違が生まれる。
この「ここちよさ」が生産される原因を解明することが重要であり、今回の実験で
は、それが生み出される「状況証拠」に関するデータを得たいと思っています。
マイクロバブル温泉水の物理化学的特性、その生物活性作用の解明などが重要
な研究課題といえます。
私の考えでは、このマイクロバブル温泉水は、日本でもトップクラスといわれてい
る温泉水と比較しても決して劣らない、ある意味では、それを凌駕するかもしれな
いと思っていますので、その確たる証拠を得る必要があると思っています。
また、この間、阿智村村長の岡庭さんとの会談、阿智村中学校への出前授業、
第3回マイクロ・ナノバブル技術セミナーでの講演(3回)、第1回全国高専阿智サミッ
トでの講演など、実験の合間をぬっての取り組みもあります。
これらを通じて、企業、高専生、高専教員、ブレイクスルー技術研究所、それから
地元阿智村のみなさま方との交流も、なお一層深めたいと思っています。
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