午後になって、阿智村昼神温泉(ひるがみおんせん)の「湯ったりーな昼神」のマ

イクロバブル露天風呂(ろてんぶろ)に三度目の入浴しました。実験は、㈱ナノプラ

ネット研究所の社長と学生たちが自主的にやり始めたので、私は何もすることがな

くなって、ただ風呂に入るだけになってしまいました。いい気分です。

 入浴する度に身体が徐々に良くなり、気分も爽快になっていくことが、じつにリア

ルに自覚できます。そして、「ここちよさ」の深まりで、つい、うとうとと眠ってしまいま

した。

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   私はマイクロバブル、目にみえないほどの、とても小さな気泡です。でも、身体は

小さくても、私には、不思議(ふしぎ)な力が宿っています。

 どうやら、その力は、生まれたのちに、私の身体が小さくなっていくときに出てくる

ようです。

 何よりも優(すぐ)れた力は、生物を蘇生(そせい)させることにあります。広島湾で

は、死にかけたカキが生き返ら、英虞湾(あごわん)では、弱ったアコヤガイを元気

にしました。

 その原因を探(さぐ)っていくと、生物体内の血流促進(けつりゅうそくしん)と成長

促進(せいちょうそくしん)という2つの注目すべき現象を付きとめました。

 私は、自分の身体が小さくなるたびに、熱と光のエネルギーを体内に蓄(たく)わ

えることができ、電気的にもマイナスの電位を増加させます。

 私には、ただ身体が大きいだけの友人がいますが、かれらは、水中で勢いよく上

昇し、流体をかき混ぜたり、気体を液体内に溶け込ませることに利用されていま

す。しかし、その効率は非常に悪く、およそ85%が水に溶けないまま空気中に捨て

去られてしまいます。

 たとえば、全国のどこの都市にいっても下水処理場がありますが、ここでは、私の

友人たちが活躍していますが、ここでも、ほぼ同じ割合で、空気中に捨てられてい

ます。その友人たちは、ブロアーといって空気を送り込む機械(きかい)でつくられて

いますので、結局、その機械を動かす電気代が、それだけ無駄(むだ)になってい

ることになります。

 これを日本全体においてトータルしますと、それは、それは大変な金額になるは

ずです。地球の温暖化問題では、エネルギーを無駄にしないことが強調されていま

すが、この電気代節約問題は、その最たるもののひとつといえそうです。

 さて、それでは、なぜ、マイクロバブルで驚くほどの血流促進や成長促進が起こる

のか、この解明が重要になります。この場合、原因はマイクロバブルで、結果は、

生物の体内における血流促進と成長促進といえます。この因果関係を解明する必

要があります。

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