阿智村も3日目となりました。昨日は、「湯ったりーな昼神」のマイクロバブル温泉

風呂に合計5回入りました。これは初めての試みで、入浴の度に身体が徐々に変

化していくようです。

 本日は、早朝から、阿智中学校で3年生全員に対して体育館で出前授業をさせて

いただきました。全員が少しも私語をせず、熱心に瞳を輝かせながら聞いていまし

た。こちらの誤算は、マイクロバブル血流の協力者のI君の手が冷たく、空気中で

は、あまりよく血流が計測できなかったことです。

 この血流計は、昔警察では「嘘発見器」として利用されたこともあり、微妙な心理

的変化が血流の変化として現れることを狙ったものでした。

 この原理を利用して、I君が嘘をいったかどうかを確かめるプレゼンテーションを

行ったのですが、あいにく協力をあおいだI君の手が、手を洗った直後で冷たかった

こと、そして私が与えた同様では、少しも心理状況に変化を与えない強固な意志を

持っていたことも加わって、その血流の変化はほとんど画面上に現われることはあ

りませんでした。しかし、マイクロバブルを与えての血流変化には、十分な反応をし

ましたので、その意味では、見事な協力をしていただきましたので、I君に感謝申し

上げます。

 さて、私は、マイクロバブル技術が阿智村にどのように利用されているかの事例

を紹介させていただきながら、今後の本技術の可能性を示させていただきました。

いずれも、初めて聞いた話ばかりで、みなさん眼を丸くされ、非常に驚かれていまし

た。

 この学校では、このような出前授業は多くなく、校長、教頭の両先生も喜ばれてい

ました。今後も機会があれば、どんどん、このような出前授業を行い、将来を担う若

者たちに、マイクロバブル技術の理解していただきたいと思っています。

 その後、阿智中学校を出て、阿智村浪合支所に向かいました。途中、トウモロコ

シを販売しているところがあるとのことで、そこに立ち寄り、噂のトウモロコシを食べ

ることにしました。この地域では、この浪合地区のものが一番と聞いていましたの

で、それを試食することが念願でした。やはり、ものが違いました。ぎっしりと身が詰

まり、食べてみるとやわらかで、すぐに甘味が出てきて、大変な一品と思いました。

そこで、2種類のトウモロコシを20本家に送り、さらに10本は宿舎で食べるために追

加して購入してしまいました。

 浪合支所には、4月末に開所式を行った「ブレイクスルー技術研究所阿智」の看

板がまぶしく掲げられていました。27日から始まる「全国高専阿智サミット」の会場

視察と明日からマイクロバブル実験を行う実験室に実験器具を搬入させていただ

きました。

 午後からは、「玉のゆ」のうどんを食べ(これが美味しかった)、再び、湯ったりーな

昼神で実験を重ねました。学生たちも、さすがに実験の要領を得て、私は、ほとん

ど何もせずに彼らを見守るだけでよいようになりました。

 また、途中、テレビ局からの問い合わせの電話もあり、あれやこれやで、少し慌た

だしく過ごしました。しかし、その間も、マイクロバブル温泉に入り続け、その体調改

善の様子を観察し続けました。

 その折、いまや顔なじみになった地元の農家の方と風呂談義に花を咲かせまし

た。

 「マイクロバブルはどうですか?」

 「身体が軽くなった、これが一番だね、今年で72歳、毎日無料で入れるので、村長

に感謝しています」

 「農業では何をつくられていますか」

 「アスパラです」

 「アスパラは、朝市で美味しそうでしたが、それにしても安いですね」

 「そうやな、もう少し高くできるとよいのだが、そうもいかなくて、油の値段も上がっ

て実際のところは大変です」

 「そうですね。それでも、マイクロバブル温泉風呂に入ってがんばらなければなり

ませんね」

 「そうです。マイクロバブルのおかげです」

 こういいながら、マイクロバブル発生装置に身体を寄せていました。

 この方を再び観察し、この方の健康は、ご本人がいうようにマイクロバブルで支え

られていると思いました。これは非常に貴重な体験談をいただいたと思い、同時に

このような光景に出合ったことを大変うれしく思いました。

 
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