東京駅に着き、ある企業の方と面談を行いました。

場所は、丸の内ホテルの7回、いつものレストラン、まだ客

が少なく、ゆっくりと話をすることができました。午後からは、そ

の方の勧めもあり、船堀にある「コラボ産学官」の事務所へ、

T社長ほかと面談することができました。

この組織は、文字通りの産学官連携を取り持つ組織であり、

その金融的支援は日本の信用組合によってなされているよう

でした。

ここで紹介されたのが、「スーパー連携大学院大学」の構想

でした。これは、技術開発、商品開発、ビジネス開発を目的と

する大学院大学であり、政府からも支援を受ける予定だそう

です。

   この連携主体を担うのは日本の大学ですが、そのもう一つ

の運営主体として高専も加わっていただきたいという要望もあ

るように感じられました。

これは、高専の将来においても、その夢が広がる話であり、

私も少なからず支援させていただきたい旨の発言をさせてい

ただきました。

高専においても「連携」が重要な「キーワード」になり始めて

いますが、その実体を形成していく上で、非常に重要な構想と

思いました。また、この構想は早ければ2、3年のうちに実現

するかもしれないようで、かなり遠く先の話ではないように感じ

ました。

その後、東京駅にもどり、別の企業のMさんと面談、このとこ

ろ私の方が忙しすぎて、かれの訪問を実現できないままでし

たので、それを誤りながらのことでしたが、かれは、私のブロ

グの熱烈な読者ですから、その事情をよく理解されました。東

京駅の静かなところで、これからの実験計画を協議しました

が、プレミアムの生ビールを非常に美味しくいただきました。

その歓談を終え、上越新幹線で長岡へ向かいました。長岡

技術科学大学で開催される大学と高専の交流会・懇親会に参

加するためでした。途中、ビールで気分がよくなったせいか、

Eメールで送受信を行う指が途中で止まるほどに睡魔が襲っ

てきて、ここちよく寝させていただきました。

ふと、眼を覚ますと、長いトンネルも出口の方で、それを抜け

ると、長岡へは、すぐ近くのところまで来ていました。

コラボ産学官を軸とする連携大学院構想、Mさんとの「夢の

技術開発」への挑戦の話、これらが「ねむり」の「ここちよさ」を

一段と上質にしたような気がしました。

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