「7人の侍」の後編を見ずに、翌日の講演準備をしようと思っ

たのですが、例によって、ちょっと横になろうと思って床につい

たら朝まで寝ていた、といういつものパターンに陥りました。

ところが、疲れがあったのでしょうか、寝起きが悪く、これは

やばいと思って、携帯用マイクロバブル発生装置を持って風

呂に入りました。昨日は、これで失敗していましたので、リベン

ジする気持になっていました。ここでは水圧が十分、マイクロ

バブルが大量に出てきました。携帯用の装置は、水中でしか

マイクロバブルが発生しませんので、空中では、それを手でつ

かんで発生させると掌に水がたまり、水中と同じようにマイク

ロバブルが出ます。このとき、思いきり手が刺激されますの

で、手の改善がなされ、「ここちよさ」が生まれます。

そして、手の改善が身体全体に及びます。また、水を少した

めると水中でマイクロバブルが発生しますので、お湯を湯船に

入れながら、身体の改善が可能となります。

これで元気になり、その後は、例によって急いで講演スライ

ドをつくり、W先生と会場に向かいました。

会場に着くと、「先生、なつかしいね」という声がかかりました。

大重鎮のN先生でした。「先生に会えたのが、学会来て一番う

れしことだ」とまでいわれたので、こちらもうれしくなりました。

このN先生、相変わらずのシャープさで本質的な質問をなされ

ていましたが、その姿勢は少しも衰えていませんでした。

私の講演では、このN先生に加えてもう一人の重鎮の先生

からも質問をいただきました。私が昨日から参加していたのは

「乱流基礎」というセッションでした。「少し場違いな発表です

が」と断りながらでしたが、それなりの刺激を与えることができ

たことは、このお二人の重鎮の反応で推察できました。

それから、W先生は、その後のセッションでしたが、非常な解

析結果と新たな提案をなされていたので、高い評価を受けて

いるようでした。高専教員が、このような反応を得ることはな

かなかなく、珍しい光景で、かれの努力の成果が現われた瞬

間でもありました。

W先生とは、学会が終わって昼食で神戸牛を一緒に食べ、

新神戸駅で別れました。かれは、そこから北上して東北大学

で開催される土木学会で、また研究発表をするとのことでし

た。高専教員こそ、こうでなくてはなりません。

私は、かれとは逆に南下して帰ることにしました。帰りの新幹

線のなかで、今回の旅で起きたことをいくつも振り返りました。

「8月の旅2つ」のすべてを振り返る間もなく、それに9月の旅

が重なってしまいました。

今度は、それらを「まとめて振り返る」必要があるのではない

かと思い始めています。

今日は快晴、少し風が「ここちよく」なり、秋の気配が漂いは

じめたようです。これから「灯火親しむ秋」がいよいよやってき

ますね。この秋に備えて、これから小さくない仕事にいくつか

取り組むことになります。

J0405412