前から親しくしているC県のGさんから、今年も梨が送られて

きました。「豊水」という瑞々しくて甘い、おいしい梨です。彼に

よれば、その梨はC県が「本場」だそうですが、それだけの美

味しさがあり、毎日賞味させていただいております。身内のも

のが、お礼の電話をさせていただいたら、「生きている証拠と

思ってください」との「粋な返事」があったようで、そのことが

「昨夜の話題」になりました。Gさん、ありがとうございました。

そういえば、昨年は、南信州のリンゴを、それこそ入れ替わ

り、立ち替わりで、たくさんいただきました。昔、幼い頃に何も

食べるものがない時には、リンゴを食べていたという話を長野

の方から聞きましたが、今は、だいぶ事情が違います。

リンゴは健康の素、体調が悪い時には、それこそ1日1個を

「元気の素」として食べさせていただきました。

しかも、そのリンゴの味がまったく違うのです。香りが高く、上

品な甘さがあり、「リンゴとは、こんなにおいしいものだったの

か」と、その思いを再認識させられました。

南信州でも、地元では、「ここのリンゴがおいしい、だれだれ

さんのがよい」という評価があるようで、今年も楽しみです。

さて、前置きが少し長くなりましたが、前回で、「マイクロバブ

ル社会」の形成を可能とする「本質的な現象」が起こり始めた

ことを指摘させていただきました。また、その具体的事例を示

しながら、その検証を行うことも強調させていただきましたの

で、そのことを、これから解説させていただきます。

(1)マイクロバブル入浴装置

マイクロバブル入浴装置が商品となりました。決して派手で

はありませんが、今のところ「静かな評判」を読んでいるようで

す。利用者の感想がいくつも寄せられていますが、おかげさま

で、みなさまから低くない評価をいただいているようです。

その大方の購入者のパターンは、1)拙著『マイクロバブル

のすべて』を読まれて購入する、2)ブログを読まれて、1)へと

進み購入する、という2つが多いようです。

ところが、徐々に次の3つ目のパターンが増えてきたことが、

さらに注目されます。

1)弟が腰が悪いので、彼に勧めて購入するようになった。

2)母にプレゼントしたら、そこに姉が入りにくるようになり、そ

の姉も購入を決めた。

3)高齢の母が喜んだので、さらに1台購入した。

4)友人に勧めたら、すぐに信用して購入した。

つまり、最初の購入者が気に入り、それを周辺の方々に「口

コミ」で勧められ、さらに新しい購入が起こるという現象が随所

で起こり始めていることが間違いないと判断できるようになっ

てきたことです。

これは、注目に値する本質的な現象といえ、単に「モノが売

れる」という次元で発生することとは大きく異なります。

それはなぜかというと、マイクロバブルの風呂に入り、マイク

ロバブルを「実体験する方」と「そうでない方」とでは、天地の

差ほどがあるからです。その意味で、マイクロバブル風呂の

入浴は、従来の入浴概念を根本的に変えてしまう可能性を有

しています。

単なる健康やリラックスだけに留まらない「心の奥底に響く

重要な何か」があるのです。まず、マイクロバブル入浴者は、

「その重要な何か」を自ら探索し確かめようとされます。この行

為が非常に重要で、いくらマイクロバブルのことを研究し、あ

るいは関心を持っても、それを自分で確かめようとしない方に

は、その自分のなかに生まれる「重要な何か」を見出すことが

永久にできないからで,、これらの方々とは本質的に異なる要

素が生まれてくるのです。まず、この「マイクロバブルの分水

嶺」の意味をよく理解しておく必要があります。

その「重要な何か」は、人それぞれにおいてみな違う側面を

有していて、それについては、個別の検討が必要になります。

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