先の「8月の旅」において述べてきたように、私にとって、そ

の旅は非常に刺激的で充実したものとなりました。また、その

時の経験を踏まえて、本ブログにおいても「松島の夢」の「第

一部」を書かせていただきました。

さて、これから、その「夢」から覚めた後の話をすることにしま

しょう。

このときの話し相手の一人に、ある美容師さんがいました。

その方はわざわざ遠くから私に会いにきてくださったのです

が、それは、マイクロバブル風呂の愛好者で「健康になりた

い」と心から願っておられたからでした。

マイクロバブルに関してもたくさんの話をしました。そのなか

で、とても興味深い件(くだり)がありました。そのシーンを再現

してみましょう。

「マイクロバブルのお風呂に入ると身体が暖かくなって、とて

も楽になります。それからしっかり汗も出てきます。水温を下

げて39~40℃程度でゆっくり入っています」

「その低温入浴で十分です。ゆっくり入ることが大切ですね。

入った後もポカポカするでしょう」

「そうなんです。以前ほど身体が冷えなくなり、よく眠れるよう

になりました。ところで、風呂の水がよく汚れるですが、これ

は、どうしてなのでしょうか。私の身体はきれいに洗っていま

すので、そのような汚れはないはずなのに、それがすごい汚

れなのです」

「マイクロバブルは見えないほどの小さな汚れも落とします

ので、それで汚れたのですかね。半導体についた汚れもどん

どん落としています。マイクロバブル洗浄、それはマイクロバ

ブルの得意分野です」

こう答えた時の私は、彼女の言葉の奥に潜む重大な問題を

把握していませんでした。恥ずかしいほどに未熟な発言に後

悔してしまいした。

「いゃ、風呂の水がすごく汚れてしまうのです。そんなことは

初めてのことです。とにかく、その汚れること!、こんなに汚れ

てないはずなのに、吃驚しました」

少し恥じらいながらでしたが、その彼女の繰り返しの言葉を

聞いて、「よほどの強い印象であったちがいない」と思いまし

た。そして、その「汚れた水」ことの繰り返しを聞きながら、

「もしや?」という思いが込み上げてきました。

「その『汚れた水』とは、Oさんが言っていた『黒い水』と同じこ

とをいっているのではないだろうか? もしかして、そうなのか

もしれない。そうだとすると?」

雷のような稲妻が身体の中を走っていきました。ここに、いく

つかの「共通項」が浮かび上がってきたのです。森村誠一流

にいえば,それは「凶通項」とも表現できます.

1.美容師さんの「汚れた水」

2.Oさんの「黒い水」

そうであれば、京都の美容師さんの場合も同じことではない

か?

3.京都の美容師さんの「白い水」

これらを重ねて考察してみることにしました。

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