マイクロバブルの原点、その第1は、その中核となる「発生

装置」にあります。この手段こそ、技術の原点といえます。

その第2は、マイクロバブルの機能であり、その最高に重要

なものの一つが「生物活性作用」です。これを、広島カキ養殖

の現場で見出しました。これは、とても大切なことで、私のマイ

クロバブル研究における重要な転機となりましたので、これか

ら、そのときの様子をじっくり紹介させていただきます。

ところで昨夜は、学生が泊まり込みで実験をしたいといって

きたので、私も、それにつき合い、宿直をすることになりました。

彼女ら以外にも、その授業における実験グループがいて昨夕

は大変忙しかったのですが、そのグループが、私が少し目を

離したときに、真新しいマイクロバブル発生装置2台のポンプ

部分を壊してしまいました(水槽と一体型ですので、それを解

体しないと修理もできません)。

「君らが壊したのではないから、気にしなくてもいいよ」

といったのですが、彼女らは、それを自覚していたので、何度

も謝っていました。私としては、「必要な注意をする」ように指示

を出せばよかったのですが、忙しく動き回っていたので、それが

できすに、自らを反省しました。

そのことで、少し落胆をしていたのですが、その後、それを

次々に吹き飛ばす出来事が起こりました。

その第1は、その泊まり込みグループのテーマである「泡」の

実験で、マイクロバブルの有無で泡のでき方が異なる見事な

写真が撮れたことでした。マイクロバブル発生装置は小さな泡

を作ることを得意としていますが、これまで、その研究に着手

することができませんでした。そのきっかけを作ってくれたの

が、彼女らとなりそうで、感謝、感謝といえます。

彼女らも驚いて喜んでいましたが、例の調子で、「すごーい」

を連発していました。当初の実験は、その泡の実験に続いて、

風呂での実験を行う予定でしたが、この泡の実験がうまくいき

そうなので、これ一本に集中したらどうかというと、すぐに、「そ

うします」という返事がありました。現金なものです。

おかげで、こちらも、準備していたものを取りやめ、それだけ

楽になりました。

これで、2台の故障分のうち、「少しは挽回できたかな」と思

い始めていたら、さらによいことが起こりました。結果的に、こ

れで帳尻合わせをすると、プラスになりました。世の中とは、

良くできているものですね。

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