赤潮プランクトンとの格闘が終わり、深まる秋の季節の中でカキはすくすくと

育っていました。拙著『マイクロバブルのすべて』に書かせていただきました

が、マイクロバブルを与えたカキがみごとに成長し、そのような1年物のカキが

育ったのは30年ぶりのことだとカキ業者のなかで大変な評判となっていきまし

た。

 ある日、夕闇迫るなかで、カキ筏に一人座って、その見事に成長したカキを

しみじみ眺めながら、心の底から喜びが込み上げてきたことを今でも忘れるこ

とができません。

 「カキを救うために頑張ってきてよかった! それにしても、マイクロバブルは

すごいや!」

 この思いが、その後の私のマイクロバブル研究を確かなものにしていきまし

た。そして、その喜びを感じながら、すくすくと育ったカキには、きっと重大な秘

密が隠されているに違いないと思うと同時に。それを追求することの重要性を

深く認識しました。

 そして、このときの思いは、大筋で間違いはなかったことが、その後の究明

によって明らかになっていきました。これらの体験を通じて、この広島カキ養殖

の現場には、「宝物が転がっていた」と確信するようになりました。

 それから10年弱が経過しました。そして、本ブログも200回目を迎えることが

できました。おそらく、マイクロバブルは、カキだけでなく、少なくない生物を救

っていくことは間違いありません。

 200回を記念して、その思いをますます強めています。

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