I先生と別れた後に、建設関係の国の機関の事務所を訪ねました。その目的

は、昨年度土木学会土木教育賞を受賞された竹内さん(昨年度福井高専卒

業)にインタビューをするためでした。彼女の受賞理由は、1)成績優秀、2)学

会で発表した、3)国際的なボランティア貢献、4)クラブ活動で活躍、5)養護施

設での地元ボランティア貢献、これらを実践したことでした。このようなすばら

しい高専生が輩出しているのです。このような事実を私たちはあまりも知って

いないという現実があり、そのことを広く知らしめるためにも、そのような教育

賞が必要という観点から、この表彰制度がスタートしました。

 わたしは、その受賞後の彼女の実際の職場を訪ね、その後にいかに成長し

ているかを取材し、この度新設される土木学会誌高専版「シビルタイムズ(仮

称)」創刊号の記事にする予定です。

 さて、その後の彼女は、非常にレベルの高い国の仕事に直面し、それとの

ギャプの狭間で必死に格闘していました。明るく、そして頑張り屋の彼女の真

骨頂が問われて瞬間に出会い、とても新鮮でさわやかな思いを抱くことができ

ました。

 彼女と私は、かつての高専生と現役教員という関係ですが、その彼女のけな

げな仕事ぶりに大変な刺激を受け、それは、ある意味で非常に重要な感激で

もありました。

 無事、2つの重要な仕事を終え、飯田市から昼神温泉に帰り、待望の「湯っ

たりーな昼神」マイクロバブル温泉風呂に入りました。その感想は、次回に述

べます。

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