K:ブログも250回を迎えたそうですね。おめでとうございます。

 M:ありがとうございます。ついこの前に200回を迎えたと思ったら、もう250回で、

あっというまに50日が過ぎたことになります。毎日多くのみなさんに読んでいただ

いているようで、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 おかげで、私のマイクロバブル研究も新たな本質的段階に突入しつつあり、その

成果の一端に触れるたびに少なくない喜びを甘受させていただいております。

 K:そうですか。この不況下で、世の中が急に暗くなってきましたが、まるで不況知

らずですね。

 M:そんなことはありません。わずか1ヶ月の間に、世界最強の大手企業が、一挙

に赤字に転落するほどのことが起きているわけですから、その事態をどう受けと

め、何を準備するか、そのことが真剣に問われているように思います。どんなこと

があっても揺るがない、確固としたものを打ち立てる必要があります。それは簡単

なことではありませんが。

 K:それはどのようなことでしょうか。もう少し詳しく述べていただけますか?

 M:先日テレビで89歳の方が、次のようにいっておられました。

 「1929年の大恐慌のときでも、今よりはひどくなかった。こんなに物が売れないの

は初めてである」

 ところが、ある大学の先生は、次のようにいいました。

 「何も買うものがなくなった。買いたいと思うものがない」

 これらは、相反することですが、何か、そこに活路があるように思えてなりません。

 K:その活路が問題なのですね。

 M:広島のカキ養殖においては、最初に、マイクロバブルを与えたカキが生きてい

て、その周辺は6割、7割死んでいるという状況に遭遇しました。そこでは、ハイリス

クとハイリターンが同居していました。そのハイリスクについては、探そうと思えば

いくつもありました。まず、素人研究者論です。カキのことは何も知らないで、つまり

素人がカキの研究をするなんて、しかも大々的にマスコミに発表して、「とんでもな

いやつだ」という声も聞こえてきました。しかし、一方で、私のやっていることは、「マ

スコミは認めているけど、学問にはならない、つまり学会で通用することではない」

ともいわれました。

 K:それはおかしなことですね。M君、あなたは自ら率先して学会で取り上げ、あ

のような立派なシンポジウムを何回も行ってきたではないですか。

 M:そんな声はすぐに消えてしまうのです。寄せては返す波のようなものですが、

それが素人研究者を逆に励ましていくという貴重な側面もありますので、ここがまた

おもしろいところでもあります。その波を頭からかぶりますと、多少は、その冷たさを

感じますので、すこし目が覚めて、素人研究者なりの勉強法を考えるようになるの

です。この取得は、私が尊敬する木下良作先生(元自由学園最高学部)が最も得

意とする方法であり、その極意をいくつも学ばせていただきました。

 K:一見、ハイリスクと思われるもののなかには、いくつものハイリターンに転化す

る要素があるということなのですね。

 M:木下先生の人生を観させていただきますと、その繰り返しのなかで、驚くよう

なを成果に突如巡り合うことが何回かあったのですが、私の場合は、カキの生き死

にという現実の中から、「マイクロバブルの生理活性」という重要な特性を見出させ

ていただいたことが、それに相当します。

 K:もし広島のカキ養殖に取り組まなければ、ハイリスクを覚悟しても、それを我慢

して前に進んでいなければ、その発見はなかったということですね。

 M:私が好きな歌に小林幸子さんが唄った「雪椿」がありますが、その三番には、

次のような歌詞があります。

 「つらくても がまんをすれば きっと来ますよ 春の日が」

 そして、この歌の最後では、「花は越後の 花は越後の雪椿」と締めくくられます

が、私にとっては、次のようになるのかもしれません。

 「花は水と空気の 花は水と空気の マイクロバブル」

 K:なんだか、寒い冬空の下で心が少し温まってきました。

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