久しぶりに寒風の中、街なかを汗をかくほどに歩きました。とても気分爽快になり

ました。身体が温かくなる一方で、頭の方はぐるぐる廻りますのでバランスが取れ

るようになるからでしょうか。しかし、不景気のなかで、街そのものがほとんど活気

をなくしているように映りました。店にも客がほとんどいません。さぞかし、物が売れ

なくて困っておられることでしょう。ここは、「知恵と工夫」が要りますね。

 さて、マイクロバブルウオッチャーのK君からは、マイクロバブルがブレイクスルー

技術へと本質的に転化している具体例について質問されました。やはり、ウオッ

チャーとしてはとても気になるところですね。

 K:おっしゃる通りです。海の向こうのアメリカでは、オバマ大統領が、グリーンエネ

ルギーという政策を掲げて、500万人の新たな雇用を生み出せるかということが話

題になっています。これが可能となれば、「ブレイクスルー」が実現されることになり

ますが、はたして、それが可能か、大変気になります。これは、新しい技術のイノ

ベーションが政治課題となり、そのブレイクスルーによって新たな経済発展を実現

できるかという途方もない課題にかかわるわけですから、非常にスケールの大きい

い話です。

 M:「マイクロバブルウオッチャー」という視点のみならず、「ブレイクスルーウオッ

チャー」としての視点が必要になりますね。となると、相当広い視野から社会学的あ

るいは文明学的なアプローチが必要になりますが、大丈夫でしょうか。

 K:大丈夫ではありません。当面、「マイクロバブルウオッチャー」に徹することでよ

いと思います。海の向こうのことについては、いろいろなみなさんが見ていますの

で、それでよいと思います。その観点から、その本質的な具体例をお聞かせくださ

い。

 M:小さな出来事の中にも、大きく発展する可能性がある本質が宿っているわけで

すから、その足元を観る視点が重要です。最初は、これまでも、何度か紹介してき

た長野県阿智村の昼神温泉「湯ったりーな昼神」で起きていることです。私も、ここ

に十数回通いながら、マイクロバブル温泉の調査や評判に関するヒヤリングを行っ

てきました。ここで明確になってきたことは、少なくない高齢者の方が元気になり、

文字通りの「元気高齢者づくり」が始まっていることです。ここでは、個々の健康改

善の事例については述べませんが、大変貴重な事例がいくつも生まれています。

また、それを裏付ける科学的なデータも得られ始めています。

 K:私も、この温泉に何度も入り、そのすばらしさを実感しています。私は決して身

体が健康で丈夫な方ではないので、その入浴のありがたみがよくわかります。ま

ず、この風呂に入ると、夜にトイレに1回もいかなくなります。それから、二日酔い

で、倒れそうになっていたときに、この湯ったりーな昼神のマイクロバブル風呂に入

り、元気になって、それから8時間自分で車を運転して帰ったこともあります。その時

は、来る時よりも帰るときの方が楽だったので、吃驚しました。その貴重な成果を、

みなさんに大いに宣伝して知らせる必要がありますね。

 M:まずは、地元の入浴常連のみなさんに、そのすばらしい実感を科学的に説明

し、その健康改善に自信を持っていただくことが大切ですので、この2月に、長野県

阿智村でシンポジウムを開催することになりました。阿智村としても、重要な取り組

みと位置付けていただけるようになりました。これは重要な動きといえます。

 K:それはよいことですね。阿智村の高齢者のみなさんが元気になられたことは、

単に阿智村だけに留まることでなく、全国の自治体の高齢者のみなさんを励ます

ことになると思います。その改善効果とともに、それが裏打ちされた科学的データ

も大いに宣伝普及する必要がありますね。

 M:これから、多くのみなさんの協力を得て、「昼神温泉学」を総合的に研究し、そ

の確立を目指します。また、それと同時に、「元気高齢者づくり」を地元医者や自治

体と協力して大いに推進していきたいですね。目指すは、日本で有数の「健康温泉

づくり」と「元気高齢者づくり」です。これは、阿智村の岡庭一雄村長をはじめとする

地元のみなさまの願いでもあり、ここに、協力共同の重要な基礎があります。今年

は、この取り組みが大いに発展する可能性があります。

 K:なんだか、うれしくて泣けてきますね。たしかに、ここには、「こころ」と「いのち」

の奥底に触れる「重要な何か」がありますね。阿智村も、吃驚するほどの「ブレイク

スルー」が起こるか、それが大いに問われることになりますね。

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