豊橋技術科学大学での基調講演,土木学会の会議,帰ってからの学生の卒論指

導など慌ただしい数日間を過ごしていました.前二者については,いずれ機会を得

て具体的な成果を報告させていただきます.
 
 学生の卒論についてですが,かれらが直面する問題をいかに切り抜けるか,突

破するかで,非常に集中的な支援が必要でした.まず,十分に前もって準備をして

積み重ねていく方式で臨んでおればよいのですが,それがいろいろあってなかなか

できない,これが学生の現状です.

 学生自身も何を行ってよいかが分からない状態なので,危機感も湧いてこない,

これが締切直前の状態まで続いている学生が多いのです.そうなってはいけないと

いっていても,その危機的状況が把握できていないのですから,簡単には危機打

開の方向にはいかないのです.

 どこかの国では,もっと深刻な形態で,それを深めるしかない失態を続けています

ので,これに比べればまことにかわいいものですが,それも,大の大人がしっかりし

ないことの反映でもあります(私の反省も含めて).

 そして,危機を自覚するほどに,危機が迫ってくると,何をしなければならないか

をようやく自覚し始めるのです.こうなると,がぜん張り切ってがんばる,やりきるし

かなくなるのです.こうなると,若さですね.数日間,徹夜に近い状態でも,かれら

は頑張ってしまいますので,今度は,こちらがついて行けなくなります.その様は,

ちょっとした戦のようになり,その戦いがひとまず済んで,少し落ち着いたところで

すが,しかし,こちらの体力の回復は徐々にしかできませんので,こうなるとマイク

ロバブル風呂が役に立ちます.本日は,早朝,そして昼休みと,それに入ったの

で,身体が楽になっています.

 さて,その当の本人たちですが,今日会うと3人ともスカッとした顔をしていまし

た.それにしても,かれらはよく頑張り,論文を仕上げるところまで到達しました.

 「どうか,気分は?」

と尋ねると,にこっと笑っていました.二十歳の「若者たち」ですが,その笑顔がとて

も素敵で,次の言葉に彼らの未来を感じました.

 「達成感がありました」

J0411958