昨日は,東京から大手電力関係の訪問客がありました.2時から夜まで,その打

ち合わせと交流が続き,いろいろと話に花が咲きました.また,その前は,学生の

卒論発表会がありました.私の研究室のO君と他の研究室からの居候がとうとう居

ついてしまって私と一緒に研究するようになったK君も発表しました.

 前日,どのような発表を行うかについて質問をしてきましたので,「一番重要な成

果を中心に据えて,まず,なぜこの研究を行ったかという動機をしっかり述べるこ

と,その際,それが社会的にどのような意味を持つかを堂々と,そしてきっぱりと述

べよ」といいました.かれらの研究成果は,どこに出しても恥ずかしくないレベルの

ものです.そして,そのことに自信を持って,それがわかるように述べよと,最大限

の激励をしたものでしたから,かれらも,その気になり,熱のこもった異色の発表と

なりました.

 当然のことながら,それらの発表は若い先生方を強烈に刺激することになり,発

表後の質疑応答が盛り上がりました.なにかと元気が少し足りない発表があるなか

で,彼らの元気さ,堂々の受け答えに,「立派によくやった」と誉めてあげたい気分

でした.

 しかし,そのO君,約1ヶ月前は,迫りくる研究成果をまとめる作業の大変さに押し

つぶされそうになり,なんども元気をなくしていたのですが,それをあの手この手を

使って突破させ,その立派な発表までに至ったのですから,ここは誉めてあげるこ

とが大切でした.

 この間,学年末の試験の採点,成績の提出の作業もあり,本日も朝の3時起きで

なんとか,それらを済ませ,新幹線に飛び乗りました.目指すは,津山高専,岡山

からは津山線に乗り換えました.津山高専では,稲葉校長へのインタビューを行

い,それを学会
誌に掲載する依頼があり,それを私が担当することになりました.

 車中,遅ればせながら,その記事の構想を練って事前の粗筋原稿を作成してい

る途中で,どうやら眠ってしまいました.気づいたのは,新幹線が岡山駅構内に入

ろうとしていた時で,慌てて,パソコンを閉じ,荷物をまとめて降りました.改札をで

て在来線に向かうときに,手荷物がないことに気付きました.徳山駅で買ったお土

産の袋
を新幹線の網棚のなかに忘れてきたのです.おまけに,眠気が覚めないま

までしたので,しばらく,駅の中を行ったり来たりしていました.

 しかし,うろたえてもうどうしようもなく,しかたがないと諦めて,稲葉先生には正

直に謝るしかないと心を決め,本日の記事の作業を津山線の車中で再開しまし

た.そしてあっという間ですが,もう津山です.稲葉先生とは,久しぶりの再会です.

先生とは,元気の出る,いろいろな話をする予定です.

 O君もあれだけ,会場を圧倒する発表を行ったのですから,私も,お土産を忘れた

ぐらいでしょげるわけにはいきません.

 これから,稲葉先生へのインタビューのついでに,これからの高専全体のあり方

や社会の問題について,O君の迫力に負けることなく,大切な話を進めるつもりで

す.

                                             (つづく)
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