長門市の通公民館を後にして、熊野先生とともに油谷町の楊貴館に向かいまし

た。

 車中には、先ほどの講演会の余韻が残っており、「みんなで誇れる青海島づくり」

の課題や今後の方策について話が弾みました。

 楊貴館は油谷湾の西側に位置し、そこをインターネットで調べると、油谷温泉が

あり、そこに楊貴館があるようでした。通常、温泉というと、複数のホテルや旅館が

あるのですが、ここには一つしかないので、まず、「なぜ、一軒しかないのか」、それ

を不思議に思いました。

 それから、楊貴館の建物を見ようとしましたが、これがなかなか探せず、代わりに

見事な夕陽の景色のなかに小さく佇む楊貴館の画像がありました。この景色の素

晴らしさは理解したのですが、それでも、楊貴館の建物が出てこない理由について

は、なぜなのかが理解できないままでした。

 途中、車は農村を横切っていきましたが、この地は、海があり、狭くない平野で農

地が広がり、遠くには山もあり、古くから比較的豊かな土地であったのではないかと

思いました。そして、この油谷湾には、かの有名な楊貴妃が流れてきたという伝説

があり、楊貴館も、それに因んで名づけられたようでした。

 その楊貴館では、社長の岡藤さん他と面会する予定になっており、5時ごろに、海

のそばの目的地に着きました。あいにく、雨の中でしたが、早速、案内を受けた席

に座ると、その眺望のすばらしさが目の前に迫ってきて感動しました。

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