もうひとつの重要な分野が,「機能水」と呼ばれる「水づくり」です.機能水とは,

「何らかの活性を示す水」のことをいうようですが,これには,以下の代表的な方法

があるようです.

 ①電気分解水

 ②磁気処理水

 ③セラミック処理水

 ④気体や固体などの供給水

 マイクロバブル水は,この④に属しますが,これらの機能水とマイクロバブル水の

性質をあまり深く検討したことはありませんでした.

 そこで,これらの「機能水」と「マイクロバブル水」の相違を少し考えてみることにし

ましょう.

 その第1は,上記①~③においては,液体のみを取り扱う技術であり,そこには

気体がまったく入り込むことはありません.また,④においては,気体を注入すると

いっても,その目的は気体溶解と攪拌を促す程度に留まっていました.

 第2は,マイクロバブルは単なる気体注入ではない,つまり,ミリサイズのマクロな

気泡とは大きく異なる固有の物理化学的特性を有し,マイクロバブル自身が「空気

機能性材料」といえることにあります.そして,その代表的な機能的性質とは,収縮

しながら負電位を増加させ,自発光することにあります.

                                        (この稿つづく)