本日(28日)も犬のマイクロバブルが継続して行われました。都合5匹、4種類の犬

でした。いずれも、本実験に備えて身体が汚れたままでしたが、この実験を経てき

れいになりました。犬美容の過程は、毛のカット、洗浄、乾燥、仕上げの4つです。こ

れらに、マイクロバブル技術が、どのように適用され、その効果を及ぼすかがいろ

いろと検討されました。午後からは、獣医師さんとも話をさせていただきましたが、

私どもが実験を行った5匹の犬のうちの一頭が重症であることも紹介されました。

 これらの犬が、今後、どうなっていくかを含めて、その協力共同を行っていくことが

互いに確認されました。また、Dさん愛用の犬において、身体的に心配なところが

あったのですが、これが2日間でみごとに変化したことから、Dさんは、そのマイクロ

バブル効果について、とても吃驚されていました。

 この二日間の実験を終え、すこしほっとしたところで、Dさん宅の「マイクロバブル

風呂」に入らせていただきました。とても大きな風呂で、ゆっくり足を伸ばして、「ここ

ちよさ」を味わいました。旅先で、自分が開発した風呂に入れることは冥利に尽き

ることであり、二日間の実験の疲れが吹き飛んでしまいました。

 その後、車で、車寅次郎が東京に向かってぽんぽんと手を叩きながらお礼をいっ

た場所を探しながら、竜野見物を行い、宿舎の赤とんぼ荘に帰りました。3人とも、

「豆腐づくし」の料理に満足し、すぐに就寝したので、夜12時前に目が覚めました。

 昨夜は曇天、空に星は一つもなく、夜の下での光は地上にしかありませんでし

た。あるのは、じっとして動かない竜野の街灯の光、そして動くのは自動車のヘッド

ライトでした。この見事な夜景を見ながら、ふと、思い出したのが、「地上の星」とい

う歌の次のフレーズでした。

 「地上にある星を 誰も覚えていない 人は空ばかり見てる

 つばめよ高い空から 教えてよ地上の星を

 つばめよ地上の星は 今何処にあるのだろう」

 空にはひとつの星もなく、光りは地上にしかない。その光景を高台から見下ろし、

ふと、この歌詞にある「つばめ」と自分がよく似ていることに気づきました。

 つばめよ、高い空から、「地上の星」を探せというのであれば、それは、この眼下

にある、そして今は気持ちよくすやすやと寝ているであろう、あの「5匹の犬」ではな

いだろうか。これから、この5匹の犬を起点にして、壮大な実験が始まる、ここから、

新たな「地上の星」が見つかるのではないだろうかという予感を覚えました。

 それは、1999年の夏に、広島カキ養殖場の筏の上で、立派に育ったカキを観て、

覚えた予感とよく似ているような気がしました

J0438127