うれしいことに,本日は,一周年と400回のW記念の日となりました.このおめでた

い日を祝して,どのような記事を書こうかと,マイクロバブル風呂に入りながら,そ

の「ここちよさ」のあまりにうとうとしながら,いろいろ考えました.そして風呂上りに

自分の顔を観ましたが,出張中の顔とはずいぶん違う自分を発見しました.私の場

合,疲れてくると眼がしょぼしょぼになり,歳とった顔になります.ホテルには,机の

前に鏡がありますので,その前で「ずいぶん老けたな!」と思うことがあります.もっ

とも,その場合も鏡の前で仕事をしていることがほとんどですから,その顔が反映し

て,そうなるのも無理からぬことです.

 その老けたイメージが消えずに残存していましたので,今朝,マイクロバブル入

浴後に,鏡に写る自分を見て,「あれ!若くなっている」と思いました.これは,うそ

のようですが,ほんとの話です.前置きは,そのくらいにして,マイクロバブルで疲

れがなくなり,元気になりましたので,筆を進めます.

 一周年記念に際して,私が得た重要な成果の第4(これが最も貴重)は,色とりど

りの「マイクロバブル人」のみなさんに出会い,マイクロバブルの仕事を進めたこと

にあります.これから,思いつくままに,それらの人々他に登場していただくことにし

ましょう.

 まずは,1年前の記事で書かせていただいたダム貯水池の水質浄化装置として

開発した装置の件です.大人二人で運搬できるように軽量化することが,その開発

の最重要点でした.これをダムに入れる予定でしたが,その電気工事費が非常に

高く,限られた予算内のことでしたので,それを断念せざるを得ませんでした.そこ

で,その装置を遊ばせておくにはもったいないと思って,それを地元の浄水場池に

設置して,その臭気防止,水質浄化を行うことにしました.

 夏の暑い盛りに,炎天下で,その設置作業をふらふらしながら行ったことを思い出

します.この実験で,面白いことを発見しました.この池には菱が自生していました

が,それがマイクロバブルでみるみるうちに成長し,これによって水質浄化ができ

るのではないかというヒントを得ることができました.

 ところが,この実験は期限付きでしたので,それを見定めたところで終わりになり

ました.そして,それは現在,海に生育する貝の養殖用として活躍しています.

 しかし,その後,浄水場においては,新たに大型の装置を導入することが決まり,

この4月からそれが稼働しています.そこですばらしいことが再び観察されました.

なんと昨年以上に菱の大群が成長しそうな気配だというのです.これが実現すると

当然のことながら植物プランクトンの発生も減少します.日本における水環境の歴

史の流れに沿っていえば,菱の繁殖が続いているときには,まだ水がきれいであ

り,その絶滅は植物プランクトンの異常発生が原因となります.ですから,この池で

は,マイクロバブルの手助けを得て,菱が植物プランクトンを押し返す状況が生ま

れていることに注目する必要があります.

 そして,この浄水場には,合計で16機のマイクロバブル発生装置が設置されて

いますので,連日連夜,「マイクロバブル水」づくりがなされていることにあります.

この稼働で「おいしくて健康な水」づくりが実現される意義はちいさくありません.そ

の地元自治体の約半分は,その上水が配分されていますので,丸ごと,その効果

がもたらされる可能性があります.これは,地味なことですが,徐々に効果が現れ,

その自治体のみなさんの健康改善がなされるのではないかと密かに期待をしてお

ります.

 「おいしくて健康な水づくり」,今まさに,その時代に突入しようとしており,これが

先進的な取り組みになるような気がしています.

                                          (この稿続く)

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