徳山高専の図書館前にある池で,マイクロバブル実験を再開する準備が進んで

います.この池は,これまでにも先行的にいろいろな実験を行い,役立ってきまし

た.たとえば,その成果には次のようなものがありました.

 ①大量のケナフの根が生育した.

 ②巨大ホテイアオイの出現.

 ③大量のクレソンが生育した.

 ④野菜や稲を育てた.

 しかし,次の問題点も明らかになりました.

 ①炎天下であるので,気温および水温が上昇した.

 ②根ができすぎたために放置していると酸欠になり,根ぐされを起こした.

 ③生育環境の厳しさのために,植物の生育において個人差を生じた.

 ④栄養の流入がなく,人工的に栄養を注入する必要があったが,それが過多に

なると富栄養化が進んだ.

 ⑤さつまいも(根菜類)の生育は困難であった.

 さて,これから担当の学生たちと議論しながら,炎天下の植物工場実験の計画を

検討していきたいと思います.

 ところで,地元の浄水場でのマイクロバブル実験の観測結果の続報が入ってきま

した.浄水場池の水環境の改善がかなり進んでいるようです.今年3月から,この

池でマイクロバブルを大量に発生させています.昨年度と比較しますと,透視度や

水草の生育状況が格段に異なってきたようで,驚いています.

 マイクロバブルの植物活性が水質浄化を促進させる事態が徐々に進行してきた

結果だと思い,毎月の観測結果を楽しみにしています.

 これらのマイクロバブル実験は,水質環境の改善という意味においては共通性が

あり,水辺の生物にとってはオアシスのような存在ともいえます.このオアシスをい

くつも造りだすことができるとよいなと思っています.どうやら,大変なオアシス環境

が生まれ始めているようです.

J0420422