もうすぐ夏休みですね.昨年も,この企画を実行して好評でしたので,今年も,「よ

くわかるマイクロバブル講座(十話)」を開講することにしましょう.読者のみなさま

におかれましては,近くに小中学生のみなさんでマイクロバブルに興味を持たれる

方がおられましたら,ご紹介をよろしくお願いいたします.

 そこで,本日は,「マイクロバブルとは何か」から話を始めることにしましょう.


 
第1話:「マイクロバブルとは何か」

(1)マイクロバブルの大きさ 

 マイクロバブルとは,マイクロサイズの気泡のことです.ここでいうマイクロサイズ

は非常に小さく,1マイクロメートルは,10のマイナス6乗メートルに相当します.こう

いっても,どのくらい小さいかよくわからないと思いますので,実際の大きさで比較

することにします.まず,頭の毛の直径や紙の厚さを例にとりますと,これは,どの

くらいででしょうか? 物差しを見ると1mmの長さを直接目で見ることができます.

この1mmの10分の1,これがおよそ髪の毛の直径や紙の厚さ(コピー用紙)に相当

します.この長さを100マイクロメートルといいます.ところが,マイクロバブルは,こ

の頭の毛や紙の厚さよりも,さらに10分の1ほど小さいので,さらに非常に小さい気

泡といえます.

 さて,このマイクロバブルは,実際には,どのように見えるのか,これが,まず問

題になります.なにせ,これまでの常識では,「泡は白い」もの,「白く見えるのが

泡」であると思っておられる方々がほとんどです.そこで,そのような方々に,次の

ように説明しています.

 「頭の毛を1本抜いて,目の前で,それをながめてください.目の前だと,それ

を見ることができますね.その後,徐々に遠ざけて見てください.1mあるいは

2mと離(はな)していくと,その頭の毛は,まだ見ることができますか?」

 こういうと,みなさんは,それが「見えなくなる」ことを容易に理解するようになり

ます.マイクロバブルは,遠くにある頭の毛と同じで,通常では小さすぎて見えない

ものなのです.

                                           (この稿続く)

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