マイクロバブルは,もともと小さすぎて見ることができない,これが自然のことなの

ですが,泡が白いと思いこんでいる方々には,それがなかなか理解できないようで

す.たしかに,私も「ミルクのように白い泡」といういいかたをしたことがあったので

すが,それは海水においてマイクロバブルを発生させたときにかぎることでした.

 水道水のように淡水(たんすい)において,マイクロバブルを発生させた場合に

は,海水のように白くは見えません.

 それらのくわしい「ちがい」については,後でふれることにして,どのようにしたら,

マイクロバブルをかんたんに見ることができるか,ここから話を進めることにしましょ

う.

 みなさんの家のおふろには,シャワーがありますね.それをコップのなかでいきお

いよくふき出してみてください.そして,コップのなかの水に光を当ててみてくださ

い.そこには,マイクロバブルではないかと思われる小さな泡を見ることができま

す.

 しかし,その泡(あわ)のすべてがマイクロバブルではありません.すぐに上にう

かび上がって水面てきえてしまう泡は,マイクロバブルではありません.それがきえ

たあとに,コップのなかにのこっているのが,マイクロバブルです.よく見えない場

合には,少しつよい光をあててみると,よりあざやかに見えるはずです.

 このコップのなかでただよっているか,非常にゆっくりと上がっているのが,じつは

マイクロバブルなのです.それが上がる速度は,100秒間で約1~1.5cmですから,

非常にゆっくりです.

 おそらく,みなさんは,こんなにゆっくりと上がっていくマイクロバブルをじっさいに

見たことがないと思いますので,それを自分の目でたしかめることができることは

は,とてもすばらしいことです.まずは,おふろにコップをもちこんでマイクロバブル

を見てみてください.

                                         (この稿つづく)

J0437276