宍道湖にある漁協青年部から,今回のシジミ実験に関する詳しい報告が届きまし
た.これを拝見すると,大変素晴らしい成長が遂げられていることが明らかになって
います.その成長したシジミの写真を直に見ますと,それが大変立派に成長してい
ることがよく理解できます.現地では,大量斃死の影響を受けて,改善の兆しがな
かなか見られないだけに,それに立ち向かう,この実験結果には,小さくない意味
があります.
そこで,来週には,現地視察をおこなうことになりましたので,この目で,それを確
かめてみようと思っていますが,みなさんの喜ぶ顔が目に浮かんできます.
また,現地のみなさんとともに,今後の「シジミ作戦」の詳細を検討したいと思って
います.
宍道湖では,湖面に夏の風が渡っていることでしょう.それを思い浮かべると,シ
ジミ汁の味が急に懐かしく感じられました.
四国高松にて
(この稿つづく)
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さて、8月6日「広島原爆の日」を迎えました。今年は例年とは少し雰囲気が違っているように思います。といいますのも、先の4月5日、バラク・オバマがチェコの首都プラハで、核不拡散問題について「アメリカは核廃絶に向けて行動する道義的責任を有する」と演説ししたことにより、日本の首相や広島市長の声明内容にも注目が集まっているためです。
昨夜、日本政府の見解として原爆症認定集団訴訟をめぐる被爆者救済問題に関し、306人の原告全員を救済することを決定したとのこと。64年目の夏にしてですね。
原爆投下の是非については、日本人とアメリカ人ではその考え方が違うのですが、「原爆について考える」のではなく「戦争と原爆について考える」ということでないと、被害者側と加害者側の考え方の溝は埋まりませんし、空襲等々で亡くなられた方々も原爆で亡くなられた方々も皆、戦争という出来事がなければ、もっと、違った人生であったに違いありません。
いずれにしましても、実際に起こった出来事を風化させず、後世に語り継いでいくことの重要性が特に叫ばれている時代です。なぜか?小生を含めた平和ボケになった日本人への警鐘のためにです。
ドクター。讃岐うどんを堪能して下さい。ではでは。
コメントありがとうございます.広島原爆の件は,ご指摘の通りですね.すべてを焼き尽くし,その後も後遺症を残してきたことも考えますと,決して忘れることにできない大変な事件であったと思います.三重県のK社長がチョークを削って広島原子爆弾に対抗する兵器を子供ながらに造ろうとしたことは心に深く残りました.今日の社会は,平和,経済,環境,健康,食糧のいずれにおいても,その豊かな発展という問題においては未だ低いレベルに留まっていることが指摘されます.今後も大いに豊かに発展させていく必要があるように思います.