全身ずぶ濡れになり,帰りを急ぐ車内では,「今度は,きっとよ

いことが起る!」などと,軽口をいっていました.すぐに,マイク

ロバブル風呂に入り,冷えた身体をほぐしました.

 これで身体が回復し,ここちよく気分転換ができたと思い,研究

室に向かう前に電話をしようとして受話器のそばに行きました.

「なにやら,ファクシミリが届いているな」と思い,それを一瞥し

ました.

「そうか,先日依頼した試験の結果が送られてきたのか」と思い,

それをカバンに詰め込み,家から研究室に向かいました.研究室で

は,しばらく懸案の仕事をしていましたので,すっかり,そのファ

クシミリのことは忘れていました.

 しばらくして,「そういえば,ファクシミリがきていたな」と思

い,それを取り出して調べてみました.

「えぇっと,これは何であろうか?」こう思いながら,それを調べ

てみて吃驚することになりました.私の予測は半分的中しました

が,残りの半分は,みごとに外れ,予想外の結果が得られていた

のです.

「もしかして?,やはり,そうだったのか! しかし,なぜ?」

 この二つの思いが錯綜し,私の頭の中が相当混乱し始めました.

きっと,私の脳が,そのことを「記憶に留めさせよう」としむけた

のだと思います.

 この混乱のおかげでしょうか,その時には,少し前の「ずぶ濡れ」

した時の「みじめな思い」も「強がり」も,どこかに吹き飛んでい

ました.事態は「地獄の底」から一転して「天国」にも相当する朗

報を得ることになり,文字通りの「プライムタイム」になっていた

のでした.

 こうして,とてもめまぐるしい一日になりましたが,このような

ことはあるのですね.吃驚しました.