東京発の新幹線に乗り,帰路についています.今日は早めの午後からの帰路時刻なので,いつもよりは,少し気楽な乗車となっています.

 昨夜は,あるメディアの放送技術研究所で夜の10時ごろまで,そうとう突き詰めた実験と撮影を行っていましたので,ホテルに帰りついたのは夜の11時25分でした.

 どこかに食事をするところがないかと探していると,20階の展望ラウンジのレストランにおけるオーダーストップ11時30分ということで,2分前に危うく注文し,なんとか夕食をとることができました.

 ところが,そのラストオーダーの食べものがなかなか来ず,それが届いたのが,退出時間の12時のわずか5分前,今度は急いで食べようとしたら,そのスパゲティーが硬過ぎて,なかなか胃の中に入らず,少々慌てました.

 そして部屋に入ったのが12時過ぎ,急ぎのメイルなどを済ませて,床に着いたのは1時を過ぎていました.それから,ぐっすり寝て,朝目が覚めたのが7時半,すでに予定の朝食の時間も過ぎていたので,これまた,そそくさと朝食をとり,急いで待ち合わせ場所である東京駅に向かいました.

 その後,江戸川区船堀にある社団法人コラボ産学官に行き,新たな時代にふさわしい人材づくり,技術者づくりに関する議論を行いました.

 その議論の焦点は,時代や企業をリードできる技術者をどのように育てるかということでしたが,地方大学の一部においては,その目標が大手のよい企業に就職していただくことなのだそうでした.

 しかし,それだけで教育目標が達成されるわけではありません.問題は,長期的には沈みかかっている日本や企業を回復させ,元気にさせる人材養成をいかに可能とするかが問われています.

 そのために,産学連携をしっかりと構築し,高度な「ものづくり」や「イノベーション」を実現できる社会にする必要があります.

 これらの課題について,より具体的に議論し,大変よい刺激を受けました.

 東京駅に戻る前に,その船堀にある松屋に行き昼食をすることになりましたが,ここの食堂の「ハヤシオムライス」が絶品でした.

 メニューを見て,洗練されたおしゃれな味ではないかと思いましたが,予想したとおりであり,煮込んだハヤシライスの汁が美味しく,そして卵ともよく合っていて,久しぶりに美味しいものに出会った気がしました.

 このハヤシオムライスは840円でした.また,ひとつ東京のしゃれた味を見つけましたようで,なんとなく得した気分になりました.

 その後,東京駅まで打ち合わせを済まし,東京駅に向かいました.久しぶりに大丸の地下でお土産を買おうと行ったら,ここが以前とはまるで違う改築がなされていたので,昔の店舗の並びの記憶がまったく通用しませんでした.

 ここで,すこし慌てましたが,なんとかパンの木村屋の店舗の場所を聴きだし,お土産に「あんパン」を買うことができました.

 これで,無事新幹線に乗り込みましたが,昨日今日と慌ただしい東京での日々で,救いは,見事な撮影結果とハヤシオムライスでした.

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