阿智村の3日目は,飛び入りのMさんの講演から始まりました.彼は,長年,北欧で世界最前線の仕事をなされた方で,その豊富な経験を生かして現在も国内外で重要な仕事をなされています.

 およそ3年前に,私のところに技術相談に来られ,それから新技術開発に関する検討を重ね,いくかの重要な展開の可能性が生まれてきました.

 Mさんは,この過程を念頭に入れて,丁寧に,そして近い将来において可能性の小さくない技術開発の話をなされました.

 続いて,私が4回目の講演を行いました.最後の講演の主要な内容は,高専間連携および高専と技術科学大学との連携問題でした.

 また,これらの連携においてブレイクスルー技術研究所の果たすべき役割は小さくなく,その視点からの取り組みの重要性についても問題提起をさせていただきました.

 最後の講演は,情報通信会社のMさんによってなされました.その内容は,私も支援させていただいたある技術開発に関するものでしたが,それを社内で募られた課題募集に申請された内容の詳しい説明がなされました.

 結果的に,この申請は採用されなかったそうですが,そのプレゼンの内容は大変具体的で現実的なもので,今後に期待できるものでした.

 その後,討議を行い,最後に,それぞれの感想を述べ合いました.人数は少なかったのですが,みなさん,とても印象深いセミナーになったようで,当初の予定以上の成果を修めることになりました.

 私も,どうにか最後まで4つの講演をやり遂げ,マイクロバブル技術と高専連携,ブレイクスルー技術研究所の役割などの全体像を包括的に示すことができ,みなさんの理解の進展に役立つことができました.

 こうして3日間のセミナーの日程をすべて終わりましたので,残りは,湯ったりーな昼神のマイクロバブル温泉に入るのみとなりました.

 風呂上りに,喉をうるおし,そして歓談し,また風呂に入る,この楽しい体験をすることができ,最後を飾るとてもここちよい一時を過ごすことができました.

 有意義で,今後の発展の可能性を感じた3日間でした.

J0436395