師走を迎え,文字通りの忙しさの中で阿智村セミナーの3日間を過ごしました.その前後に,メディアの取材を受けましたので,さらに慌ただしい2週間となりました.

 ようやく,その最初の山を越えたような気がして,少し落ち着いてきました.

 今,この間を改めて振り返りますと,阿智村の3日間が,その重要な支えとなりました.

 たしかに,4つの講演を準備しながらでしたので,それをやりきることは,なかなか容易なことではなかったのですが,一方で攻勢的に物事に取り組むことも必要であると思い,とにかくやりきりました.

 この経験が,そう遅くない時期にじわじわと生きてくるのではないかとひそかに期待しています.

 それにしても,その合間のマイクロバブル温泉入浴は,とても魅力的で,身心を癒し回復させてくれました.

 この入浴には,次の特徴があります.

 ①入浴して直後に感じる「ここちよさ」です.このとき,マイクロバブルが身体の表面に独特の刺激を与え,さらにマイクロバブル温泉水が,身体の中に急速に浸透してくるような感覚が湧いてきます.

 あまりにも「ここちよい」ので目を瞑(つむ)り,じっと瞑想して,そのここちよさを味わい続けたいと思うまでになります.

 ②入水直後の刺激的な「ここちよさ」に慣れてきますと,手足の冷えていた部分に血が通い始め,その部分がやや痒くなり,場合によっては,「どく,どく」と,血液が勢いよく流れていくことを感じるようになります.

 同時に,それらの部分が,これまた「ここちよく」なります.そして,さらに,温泉水に身体が馴染んでくると,身体全体の「ここちよさ」が生まれます.

 こうして,ここちよさの持続が起こり,1時間を超える長い時間の入浴が普通になされるようになります.

 その時間において首まで長く浸かり続けることはできませんので,露天風呂の周囲に座り,友人がいれば歓談しながら入浴を続けるというスタイルになります.これがまた,楽しい会話と光景になります.

 1日,2日と,この入浴を続けるうちに,次のような変化がありました.

 ①身体の各所に痛みやコリがあったのですが,それがまったくなくなってしまいました.うそのようでした.

 ②身体の皮膚表面が少し張るようになり,その色艶がすごく良くなりました.具体的には,皮膚表面が光るようになりました.

 阿智村から帰って,講義のために教室に行ったのですが,女子学生が私の顔の色艶の良さを大変な話題にしていたことを,後で,その女子学生の一人から聞きました.これには私も吃驚しました.

 ③顔の表情がまるっきり変わります.これは前から気付いていたのですが,今回は,それが非常に印象的でした.阿智村から帰ってからの翌朝,自分の顔を見て驚きました.

 童顔で,よい顔,つまり,若い時の顔になっているではありませんか.これも,マイクロバブル温泉効果かと感嘆しました.女性にとって顔は大変重要な部分ですので,これは注目に値する現象といえます.

 もっとも,日が経つにつれて,その顔の維持は難しくなりますが,それは普段に戻ることですから,しかたありません.

 これらは,抗加齢(アンチ・エイジング)に関する注目すべき現象といえますが,おそらく身体の内部では,それに関するものすごいことが起きているのではないかと想像しています.

 今度また行こう! そのような思いを抱かせるマイクロバブル温泉でした.このようなお湯に毎日入れる阿智村のみなさま(湯ったりーな昼神では70歳以上は無料)は,とても幸せであると思いました.

 このアンチ・エイジング温泉,本物中の本物温泉ですね.あらためて,マイクロバブルのすごさを認識しました.

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