岡山県津山市の津山国際ホテルで,第2回環境・エネルギープロジェクト会議が開催されました.参加者は112名と大変盛り上がりました.

 これは,津山高専と徳山高専においてそれぞれ設置されている環境エネルギーに関する,研究プロジェクトによる合同企画によって開催されました.

 高専には,このように専門の分野の枠を超えた研究プロジェクトが結成されることはあまり多くなく,この合同プロジェクトは非常に貴重で可能性があります.

 さらに,この会議には,他の中国地区の高専からも発表があり,文字通り中国地区の8高専が参加・発表するまでになりました.

 周知のように,高専は,全国に国立系が55校もあり,これらが,「高専機構」として一元化されています.いわば,高専がお互いに協力しながら発展していくことが非常に重要な段階を迎えています.

 本会議は,ささやかですが,それに通じる取り組みであり,高専が協力して地域・社会貢献をなしていくことが大切です.

 私は,第1回に続いて,小講演をさせていただきました.その題目は,「グリーン・フロート構想とマイクロバブル」というものでした.

 この構想は,大手建設会社が打ち出した未来都市構想ですが,その中身は,非常に重要な要素技術がいくつも含まれています.

 なかでも,植物工場,海洋牧場,海水淡水化,海洋温度差発電などの新技術開発が重要であり,その実践的,具体的確立が求められています.

 すでに,前二者については,いくつかの成果が生まれており,それらを洗練化して総合的に適用することが重要です.

 また,後二者については,より確かなブレイクスルーを実現することが求められています.

 さらに,この席で,新たなグリーン・フロート構想に次ぐ提案をさせていただきました.これは,長野県阿智村の岡庭一雄村長と懇談をしているときにひらめいたことで,「グリーン・フォート」と呼ぶことにしました.

 「グリーン・フォート」とは,「緑の砦」を意味し,海だけでなく山においても,その新しい砦を創ろうというものです.

 さて,その緑の砦ですから,そこには「戦う機能」を備えて置く必要があります.それらは,以下の4つです.

 ①新たな植物工場づくりです.従来のレタスや水菜ではなく,その地域に則した植物で,価値ある植物の栽培を可能とする必要があります.

 ②地域の特色を生かす.たとえば温泉があれば,温泉の機能を最高水準にまで格上げできる工夫を行う.観光温泉から健康医療温泉への転換の問題です.

 ③地元の高齢者を元気にし,「誉生」を実践する主役になっていただきます.そのために,①,②が重要になります.

 ④生産性を確保できる「グリーン・ニューディール」の実現をめざします.これには,いろいろなパターンがあると思いますので,知恵の絞りどころといえます.

 このシンポジウムが終わって懇親会の席で,さっそく地元自治体の方から問合せがありました.私の小講演の効果があったようでした.この話が展開するとよいですね.

J0436351