1月26日,27日と,薬用作家の植松黎(うえまつ・れい)さんとともに,ベトナムから視察団が来られました.どうやら,植松黎さんを介して,日本のオリジナル技術であるマイクロバブル技術に大変興味を持たれたようでした.
植松さんにとっては,マイクロバブル技術は初めて耳にした新技術で,私のところにコンタクトを取られる前に,いろいろなところに問合せをされ,それがどんなものかを調べられました.
また,マイクロバブル技術を取り扱う会社とも面会され,いろいろと尋ねられたようですが,どうもしっくりいかないので,経済産業省関連の情報を調べられた結果,私の開発した技術を見出されたとのことでした.
そこで,マイクロバブル技術について,直接,㈱ナノプラネット研究所に問合せが入り,その応対の中で,植松さんが著名な薬用作家であること,また,ベトナムに親しい友人の方がおられ,その方々がマイクロバブル技術に小さくない関心を寄せられているとの報告を受けました.
植松さんとのやり取りが始まり,マイクロバブルについて非常に興味を示されていましたので,拙著『マイクロバブルのすべて』を購入され,一気に読まれたそうです.さらには,私の「旅日記」のブログ記事も拝見されたようでした.
私も薬用植物については,ほとんど知識がなかったので,ご恵送いただいた『自然は緑の薬箱』をじっくり読ませたいただき,勉強をさせていただきました.私の場合,もっともじっくり勉強するのは,マイクロバブル入浴の時です.この時には,私が一番好きな分野の本を読むのですが,よい内容の本をじっくり考えながら読みますので,そのスピードは非常に遅くなります.
しかし,よく考えながら読みますので,その重要部分は自然に頭の中に残ることになります.こうして薬用植物に関する大切な知識を『自然は緑の薬箱』から学ばせていただきました.
この内容は,世界の面白い,そして有用な薬用植物に関する知識や,それを開発する人々の物語ですので,空間的には地球規模,そして,過去の歴史にもかかわりますので,その時空間が広いスケールのlエッセイになっていることを,まず注目させていただきました.
同時に薬用植物やそれを用いた薬の開発,さらには健康改善に関するさまざまな人間ドラマが巧妙に描かれていて,それを読み進めるにつれて面白くなり,ぐいぐいと引き込まれていきました.
「これはおもしろい,こんな話があったのか!」こう思い,それを私の場合は,マイクロバブルに結び付けて考えますので,ここで,それが展開していきます.まず,マイクロバブル入浴による「ここちよさ」でうっとりとなり,それから眠気が押し寄せてきます.
しばらくして,その眠気が覚めると,今度は,頭がリラックスしてきて,読書の内容が逆にしっかり集中できて,頭の中に浸透することになります.これが,私の粋な(?)「読書法」なのです.
この御本のなかで,「マーカーさん」という方が登場します.どことなく,私に似ている側面がありますが,かれほど大胆に仕事を進めることにおいてはとても敵いません.この本のなかでも,とくに目を引いた方の物語が,非常に洗練したタッチで書かれています.
それから,ベトナムのハスの胚芽を摘む老女の話,これも,古き良き都の時代から続いた王宮女官に纏わることであり,歴史の中のハスの役割について考えさせられました.
そして,その話が非常に面白かったという読後感想を植松さんに告げると,なんと,今回の旅行において,そのハスの胚芽を持ってきてくださることになりました.
昔,ベトナムのハノイの王宮において,ハスの胚芽を摘み,それを浴槽に入れて健康改善をなされたそうですが,それと同じことが再現できるのですから,こんな楽しいことはありません.
しかも,私の場合はマイクロバブルとの併用が可能なのですから,これはもしかしたら至高に近い試みになるかもしれません.
本日は,そのハス・マイクロバブル入浴で,その気分を味あわせていただくことにします.さて,その時に,何を読めばよいのか,これを決めるには,ちょっと心が動揺します.
その一つは,すでに読みかけの論文がありますので,それを読むことにしますが,私の場合は,常に複数冊を持ち込まないと何となく満足できませんので,これからそれを探そうと思っています.
これが,私のちょっとした「ぜいたく」です.この機会を与えていただいた植松様他に感謝申し上げます(つづく).
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ではでは。
おかげで植松さんを通して,ベトナムの皆様とよい交流ができました.今後につながとよいですね.ベトナムから視点を変えてみると,いろいろな発見があるのではないかと思います.