日本でも有名な雪国にある機械加工会社のお二人が技術相談に来られました。その切り出しは、次のように仰られていました。

 「社員の一人が、マイクロバブル技術について興味を抱いて勉強をしていました。なかなか大変厳しい時期ですので、新技術を勉強することはよいことです。

 私も、その話を聞いてみましたが、あれこれたくさんありすぎて、いったいどうなっているのかがよくわかりませんでした。

 そこで、インターネットの情報を探っていくと、どうも先生のところらしいということがわかりました」

 「そうでしょうね。ヤフーで『マイクロバブル』を検索すると約170万件も出てきますので、みなさんからすれば、さぞかし、おわかりになれない、どれをどう判断したら良いのか、よく理解できないことなのでしょうね」

 「じつは、そうなんです。どれが本物で、どれがマガイモのなのか、私どもには、すぐに見分けがつきません。そこで、直接お会いして聞くのが一番良いと思ってやってきました」

 「そうですか。面会は明日だと聞いていましたが、それが本日に急遽繰り上がったそうですが、本日の時間が取れてよかったと思います。それから、よくわからなかったら、直接訪問して聞いてみよう、この判断は正しいですね」

 「ありがとうございます。まず、マイクロバブルの発生方法がいろいろあるようですが、その方法が違うとマイクロバブルの性質もやはり違うのでしょうか?」

 「ちがいますね。今頃は、いろいろなものが出回っているようですので、どれがよいのか、素人のみなさんには、よく見分けがつかなくなっているのだと思います。

 それで、『期待していたほどではなかった』、『だまされた』、『あの安いのを買ったんですけど、先生のと同じですか』、さらには、『マイクロバブルといっているので、先生の装置かと思って買ってしまいました』という方まで現れる始末です」

 「そうでしょうね。あれだけあるとよくわかりませんね」

 「じつは、現在の装置(㈱ナノプラネットで販売されているM2型装置)は、1995年に完成したものです。以来、『この技術を広める』、この一点のみに絞って、その普及に努めてまいりました。

 この間、『先生は、ビジネスのイロハを知らない』、『ビジネスではやってはいけないことをしている』など、相当な批判を受けることもありました。

 その理由は、その目的を達成するために、『虎の子の装置』を安く購入できるようにしたことにありました」

 「それで、どうなりましたか?」

 「いろいろな企業がやってきました。また、その企業とのやり取りの中で、マイクロバブル技術の適用が広がりました。なかには、思わぬ成果が出てきたところもあり、そのような企業は幸運の限りでした。その後、産業分野だけでなく、入浴装置など独自の民生商品も出すようになりました」

 「マイクロバブルといっても、いろいろなものがあるようですね」

 「大別すると、2つの方式に分かれます。加圧溶解方式と高速旋回方式の2つです」

 「それは、どのように違うのですか?」

 「これは、まったく反対といってよいほど、マイクロバブルの性質が異なります」

 「ナノバブルとも、その相異は関係しますか?」

 どうやら、この方々の関心の的にややふれてきたようで、次々に質問が出されるようになりました(つづく)。

J0419106