最近の定宿である品川駅付近のホテルで、いつもの朝食をさせていただきました。この日は、なぜかホットケーキが美味しくて、いつもより少し多めにいただきました。

 また、オムレツを頼みましたが、ハムとチーズのいずれをいれるか尋ねられ、両方入れてくださいというと快くつくっていただき、ありがたく思いました。

 その後、9時から面談を行い、それを午前中で済ませてから羽田空港に向かいました。そこから出発は、12時発の千歳行き、春日和の東京から雪深い北の地に足を踏み入れることになりました。

 目的地の新札幌では、北海道プロジェクトを進めるために、いろいろな方々と面談をさせていただきました。

 なかでも、K水産のK会長とU開発本部長とは、建設的な話の展開になり、今後話を煮詰め、新たな実験も行うことになりました。

 それにしても、北海道には、あまり元気の出る話がなく、それだけに、私の話は新鮮な印象を持たれたようで、話がどんどん噛み合っていきました。とくに、Uさんは広島出身で、北海道で再起を期し、18年間頑張ってこられたようでした。

 この席には、北大名誉教授のH戦先生にも参加していただきましたが、H先生も含めていよいよ北海道プロジェクトを開始する時がきたと思います。

 これまでの噴火湾におけるホタテ養殖、浜中町におけるウニ、デンプン排水処理などに続いて、三度目の取り組みになりますが、今回は、マイクロバブル技術の進展を踏まえて、別の分野における新たな取り組みとなる可能性があります。

 夜は、今回、お世話をいただいた竹内前志摩市長と今後のプロジェクトの進め方についてじっくりと話をさせていただきました。

 最近、どこの自治体に行っても、真に「自立できる経済基盤づくり」が焦眉の課題となります。この課題は、その地域の特色や資源を最大限に生かし、それを実行するために「知恵を絞る」ことにあります。

 その知恵の絞り方しだいで、それが発展すると地域の特色と資源を生かし、それが全国に誇れるほどの戦略性を有することも可能となるのです。

 その実例として、マイクロバブル技術を駆使してきた岩村もみじ屋のもみじ饅頭、村重酒造の「錦」、長野県阿智村のマイクロバブル温泉などを紹介させていただきましたが、今度は、その知恵を北海道に適用するチャンスが生まれてきたのだと思います。

 この課題を達成するにはどうしたらよいか、そのことを考えながら北の大地の夜はしんしんと更けていました。

 外は雪景色、月光の下で幾分明るく見えていました。

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